こんにちは。ライターのねぎみじんと申します。
これから梅雨に入っていくわけですが、
毎年毎年どこからそんな大量の湿気を持ってくるんだ!?と思うほど、
湿気に悩まされる僕です。
天然パーマというほどでもないですが、
オシャレにキメたせっかくの髪型がくにゃくにゃになりますし、
何よりも気温はそこまで高くなくてもジメジメした空気は、
どうしても暑苦しさを感じてしまいますよね。
とまぁ今回は湿気の話は置いといて、
梅雨に限らず災害時に悩まされる「雨漏りについて」あれこれ考えてみたいと思います。
1. 雨漏りの原因
2. 雨漏りの応急処置
3. 雨漏り修理業者に頼む場合
■雨漏りの原因
まずは雨漏りの原因から考えていきましょう。
雨漏りが起こる原因は主に屋根部分と外壁部分です。
屋根部分は主に木材などの下地、防水シート、屋根瓦、弱点を補う板金によって構成されています。
外壁部分は主に木材による下地、断熱材、防水シート、外壁材、塗装によって構成されています。
それらが経年劣化により隙間を生んでしまい、そこから雨漏りしてしまうわけです。
雨漏りにおける守りの要である防水シートの寿命は約20年ほどといわれているため、
知らず知らずのうちに雨漏りが起こりうる状況になっているなんてこともあり得ます。
また防水シートをカバーしている屋根瓦や板金類も、
日々の直射日光や雨風にさらされることで次第に劣化していきます。
また外壁材や塗装も欠損や劣化により雨漏りを引き起こす原因となってしまいます。
その他、雨水の通り道となる雨どいにゴミなどが詰まると流れるはずの雨水が溜まってしまい、
徐々に屋根を痛めることになるでしょう。
そして問題なのが災害被害です。
地震や強風によって屋根瓦や板金が浮いて隙間が生まれてしまい、
雨水の浸入を許すきっかけになります。
他にも落雷や大雪、強風により物がぶつかったりすることで、
屋根や外壁が破損する危険も考えられますね。
災害被害はどうする事も出来ないですし、
屋根や外壁の内部の劣化も確認が難しいところです。
しかし、外部の欠損や劣化具合、雨どいの詰まりなどは定期的にチェックしておくことで、
雨漏りする前に被害を食い止めることが出来るかもしれません。
■雨漏りの応急処置
じゃあ実際に雨漏りが発覚してしまった場合、どうすればいいのでしょうか。
前もって対策していたのにと嘆いても後の祭りです。
雨漏りは待ってくれません。
というわけで自分でも出来そうな応急処置を考えてみます。
まずはイメージしやすいのが、バケツを置くことですよね。
ポタポタと落ちてくる水滴に合わせて、
ひとまず室内を濡らさないようにするのが大事だと思います。
その際、バケツ内の水が溜まってくると水面が上がってきて、
落ちてくる水滴の水しぶきで周りが濡れてしまう可能性があるので
バケツの下や周りにタオルや新聞紙などを敷いておくと良いでしょう。
屋根上の位置をある程度特定できてかつ屋根まで上ることが容易な状況ならば
ブルーシートを設置する方法も良いかもしれません。
シートがズレないように四隅を重りなどで固定する必要があります。
しかし必ずしも室内の雨漏り箇所の真上が原因の箇所というわけでもないため、
ある程度の広さをカバーできるものが良いです。
とはいえ暴風などの場合はブルーシートが吹き飛ぶ恐れがあり、
そもそも屋根に上ること自体が危険なので諦めましょう。
便利なのは防水テープです。
テープ状なので剥がれないように設置箇所はキレイにした上で貼る方がいいでしょう。
ブルーシートよりも簡単に設置できますが、
広範囲ではなく雨漏り箇所を見極めて貼る必要があります。
■雨漏り修理業者に頼む場合
応急処置はあくまで応急処置です。
雨漏りが発覚して自分なりに応急処置を済ませ、
そこまで生活に支障がないからといって、
放置しておくともっと大きな被害に遭う可能性があります。
とはいえ修復費用はなかなかに高額です。
応急処置や原因調査だけでも2~3万円かかります。
もちろん修理箇所や規模にもよりますが、
最低でも数万円から屋根補修となると数十万円ほどかかりますし、
経年劣化もかみ合って屋根材の交換や外壁塗装ともなると100万円以上したりします。
雨漏り修理といってもそこまでいくと結局はリフォームですから、
当然といえば当然なのかもしれません。
何よりも早期解決が一番です。
応急処置をしていたあの頃にプロへ任せていたら数万円で済んだのに、
放置していたせいで10倍以上にも膨らんでしまったとなると目も当てられません。
というわけで今回は「雨漏りについて」少しまとめてみました。
集合住宅では戸建て物件と比べるとさほど気にならないかもしれませんが、
自分の家では起こるはずがない、といった考えは危険です。
家を守るのはもちろんのこと、
室内の家財を守るためにも日頃から雨漏りの可能性について考えてみるのもいいかもしれません。