都内でも有数の古い町並みが残る「入谷」。上野も徒歩圏内の上、浅草といった観光地に隣接しているにも関わらず、知名度はあまり高くない穴場のエリアです。最近“住みやすい街”として注目が集まっていますが、実際に住むとどうなのでしょうか?
治安や物価、商業施設や自然環境など様々な視点から見てみましょう。



目次
1. 入谷とは?
2. 入谷の交通の便は?
3. 入谷の物価と買物事情は?
4. 入谷の治安は?
5. 入谷をおすすめできるのはどんな人?

1. 入谷とは?


上野や浅草など観光地域に隣接しており、上野駅から東京メトロ日比谷線で1駅の場所に入谷駅があります。JR上野駅や鶯谷駅など山手線が徒歩圏内でありながら、昔ながらの下町気質が今も色濃く残るエリアです。戦火の被害を免れたことから古民家や神社寺院が多く残っているのですが、平成に入る頃から駅周辺や大通りを中心にマンションが増加。外国人観光客も増えており、その人気の高まりから今後の発展がさらに期待されています。

かっぱ橋道具街などの商店街はありますが、商業地区と言うより住宅地の面がやや強め。朝の通勤ラッシュのピーク時などはやや混雑を見せるものの、都心近くとしてはゆったりとした閑静な雰囲気を漂わせています。



2. 入谷の交通の便は?


入谷駅からは、東京メトロ日比谷線が利用可能。日比谷線は山手線を避けるように東~南西へ横断しており、銀座や日比谷、恵比寿方面へ乗り換えなしで向かうこともできます。また、都内有数の巨大ターミナル駅上野へはわずか1駅で約2分ほどという好アクセスで、こちらからJR山手線や京浜東北線などをはじめ、東京メトロ、京王線、新幹線などに乗り換えれば、東京都内はもちろん埼玉方面や神奈川方面などほとんどの地域へ容易に向かうことが出来るのも嬉しいところです。

なお入谷駅から徒歩8分ほどの場所にはJR鶯谷がありますので、用途によって使用駅を選ぶこともできるでしょう。


3. 入谷の物価と買物事情は?


住宅街ではあるのですが今では開発が進み、戸建よりもマンションが主流の地域です。建て込んでいる土地が多いせいか、大規模マンションよりもやや小規模なマンションがほとんど。台東区は高齢者人口が高めなものの、交通利便性の高さもあって20~30代のひとり暮らし世帯も多くなっています。
家賃相場は上野にかなり近くありながら、平均的でそれほど高くも低くもない模様。浅草などはここ最近人気の高まりのせいか家賃及び物価も右肩上がりの傾向がみられますが、入谷周辺はさほど変化は見られないため、今がチャンスと言えるかもしれません。

なお、入谷駅周辺には駅ビルや大型商業施設などはありませんが、コンビニやスーパーなどはもちろん、活気のある商店街もありますので、日々の生活に必要なものはこの辺りだけで揃えることができます。新鮮な野菜などの生鮮食品が安価で購入できるということもあってか、逆に上野方面から訪れる人もいるほどです。
繰り返しになってしまいますが上野まで徒歩圏内ですから、入谷周辺で購入できないものはそちらで買い物を済ませるという手段も簡単に取ることも可能でしょう。


4. 入谷の治安は?


巨大繁華街である上野、歓楽街の印象が強い鶯谷、海外からの観光客に人気が高い浅草、さらには歴史的にも有名な吉原などに囲まれているため、どうしても治安が気になってしまうのは仕方がありません。
ですが入谷駅周囲はどちらかというと、商業エリアと言うより住宅地が中心であるため、治安は決して悪いというわけではないのです。警視庁の犯罪情報マップで確認しても犯罪発生率が高いとは言えませんし、そもそも根岸界隈はかつては下町の別荘地とも呼ばれた地域という事もあって、閑静な佇まいを残しています。
周囲の影響で治安が悪い場所というイメージがついてしまっていますが、入谷周辺であれば治安に不安を感じる必要はないのです。


5.入谷をおすすめできるのはどんな人?


・上野駅近くに住みたいけどできるだけ家賃を抑えたい
・下町の古い町並みが好き
・上野や浅草で散歩がしたい
・朝顔祭りなど、歴史のあるお祭りが好き
・交通利便性の良さも、静かな住宅街に住むことも妥協したくない方


どうしても周囲の印象から治安が良くないと思われがちですが、実際には騒がしい繁華街がなく静かな住宅街になっているため、警戒しなくては住めないという街ではありません。入谷鬼子母神の名で知られる真源寺をはじめ、古き良き文化が今も多く残る下町の雰囲気を色濃く残しながら、通勤・買物にも便利なこのエリアは、さまざまな世帯にとって暮らしやすい穴場の街ともいえるでしょう。

小雪