こんにちは。ライターのねぎみじんと申します。

みなさんはマンション選びで何を気にしますか?
間取り、日当たり、値段、治安、利便性…
どれも大事ですよね。

実際にマンション(特に高層マンション)に住んだことのある経験者たちの中には、案外エレベーターが大事という人も多いんです。

想像してみてください。
マンションで生活していて高層部分に住んでいた場合は特にエレベーターは必須ですよね。
外に出る時、帰る時、必ず使うんじゃないでしょうか。

そんなエレベーターにストレスを感じたまま長い時間生活するのはムリムリ。
とはいえ気軽に引っ越せるものでもないし…

 というわけで今回は「マンション選びにおけるエレベーターの注意点」について
まとめていこうと思います。

 


1. エレベーターのメリットデメリット
2. チェックポイント:待ち時間と位置
3. チェックポイント:騒音
4. チェックポイント:防犯対策、安全対策



 

■エレベーターのメリットデメリット
そもそもエレベーターの設置義務は階数ではなく建物の高さが基準になっています。
なので同じ階数でもエレベーターがあったりなかったりするんですね。
そして6階以上の高層住宅にはエレベーターを設置するよう住宅設計の指針で決められているようです。

エレベーターつきマンションのメリットは
何といっても高層階への移動がラクということが1番です。

例えば5階に住んでいて階段しかなかったら…
「健康に良いから」と言ってる大半の人は痩せ我慢に違いありません。
だって絶対しんどいですもん!

大きい荷物を持って上り下りするのも辛いですし、
怪我をしてたり妊娠中だったら特に大変です。


エレベーターのデメリットとして大体上げられるのは3つです。
待ち時間騒音犯罪や災害です。

それらのデメリットはマンション選びの際に事前にチェックすることで
なるべく防ぐことができるんです。



■チェックポイント:待ち時間と位置
マンション生活においてエレベーターは欠かせないものですが、ほぼ毎日使うからこそちょっとした待ち時間でも嫌になりますよね。

こういった待ち時間を少しでも解消するためにチェックするのは世帯数と設置台数です。
実はエレベーターの設置数の目安は世帯数が50戸につき1台以上といわれています。
100戸なら2台、150戸なら3台といった具合ですね。

これはあくまで目安なのでこの割合より少ない設置台数のマンションもあるわけです。
そういう物件を選んだ場合、もちろん入居者の生活スタイルにもよりますが、
ある程度の待ち時間は覚悟しましょう。

そしてエレベーターの位置にも注意しましょう。
部屋から近いのか遠いのか、エントランスからはどうか。
この位置関係によっても毎日の微妙なストレスは変わってくるでしょう。

朝の通勤時間なんか特に待ち時間は無い方がいいですよね。
そのストレスは世帯数とエレベーターの設置数で防ぐことができるというわけです。



■チェックポイント:騒音
とはいえ、家から出てすぐにエレベーターに乗りたいからといって
エレベーター近くの部屋に決めてしまうのはどうでしょう?

エレベーターの動く音やアナウンス音は意外とうるさかったりもします。
これを経験した人は二度とエレベーター近くの部屋に住むことはないかと思います。
遠くの電車の音も気になりますが、近くのエレベーター音もなかなかのもんです。

これを防ぐには、やっぱりエレベーターの位置が大事になってきます。
できることなら部屋からそこそこ近いを理想としたいところです。

けれど建物によっては防音設計がしっかりとされている場合もあります。
エレベーターが近い部屋の場合はしっかりと部屋の中からエレベーター音をチェックしたほうがいいでしょう。
乗り降りする人たちの話し声などにも注意です。

そのあたりのケアもしっかりされている設計の場合は、例えば玄関とエレベーターの間に廊下を挟んでいたりと対策できていることもあります。

マンション全体の設計を確認する時には
エレベーターと部屋の位置関係をしっかりチェックしておきましょう。



■チェックポイント:防犯対策、安全対策
最後に当然ながら防犯対策や安全対策についてです。
あまり起こらないことだからこそちゃんとチェックしておきたいポイントです。

エレベーターは密室です。
ましてやさほど広くないスペースがほとんどです。

最近ではどこもかしこも防犯カメラだらけなので当然付いているものだと思ってスルーしがちです。
新築ではほとんど防犯カメラが付いていると思いますが築年数が古い物件だと付いてないかもしれません。

また最近では、乗る時にエレベーター内を見れたり、下りる時に外を見れる用のカメラが設置されているものもあります。
こういったものがあるだけで犯罪に遭う可能性は下がります。

他にも、地震や停電などの災害時にエレベーター内に閉じ込められたりといった2次被害に遭わないためにも
安全対策がされているかの確認は必須です。

特に停電時にバッテリー電源に切り替えて最寄りの階に止めてくれる自動着床装置があると何か災害があってもある程度は安心できます。



 エレベーターはマンション生活には無くてはならない存在です。
場合によってはエレベーター1つで生活が変わってしまうかもしれません。

しかしそんなストレスを防ぐために行なえるチェックは簡単です。
ぜひスルーしないでエレベーターにもしっかりと目を向けてマンション選びをしてみてくださいね。