こんにちは。ライターのねぎみじんと申します。

いつまで経っても省エネ、省エネと騒がれていますが
皆さんは普段から何か心がけていることはありますか?

僕は全くといっていいほど心がけておりません。
いや本当に申し訳ありません。

分かってるんですよ。
頭では分かっているんですが、なかなか行動に起こせないという状況です。
はい、言い訳です。すいません。

よくよく考えたら(よくよく考えなくても)地球のためと言いますが、節電と置き換えたら、毎日の貴重な生活費の一部である電気代の節約という話にも繋がってくるわけじゃないですか。
そうなるともはや自分のためでもあるわけなんですよね。

いや当たり前の話をしてることは重々承知です。

というわけで、一念発起し色々と調べてみたら、待機電力という謎ワードに行き着いたので今回は
そんな「待機電力とその節電方法」についてまとめてみました。

知ってる方いたら今更かよといった目でお読みください。
それほど電力に関して疎かったのです…


1. 待機電力とは
2. 待機電力の大きい家電
3. 待機電力の小さい家電
4. 待機電力を節電するには



■待機電力とは
近年のエネルギー消費量増加に伴って、地球温暖化などの環境問題をどうにかしなきゃということで、いわゆる省エネが必要不可欠といわれています。

そんななか、家電を代表とする電気機器などで消費される電力には、使用している時に消費される電力と使用していない時に消費される電力があるようで、その使用していない時に消費される電力こそが待機時消費電力、いわゆる待機電力というわけです。

使ってない時にも電力を消費してるわけなので、こんなにもったいない消費は無いだろうと偉い人たちが躍起になって発信してくれたというわけですね。

平成24年度待機時消費電力調査報告書によると、1世帯あたりの待機電力の消費量は年間で228kWhと推計されていて、これは1世帯あたりの全電力の年間消費量4,432kWhの5.1%に相当するとのことです。

どんぶり勘定ですが年間で電気代が120,000円だとして5%だと6,000円が無駄になってるというわけですよね。
もちろん僕のような1人暮らしだともっと小額にはなりますが、それでもこの事実は意外でした。

というわけで平成24年度待機時消費電力調査報告書を参考に、待機電力の大きい家電と小さい家電を紹介していきたいと思います。



■待機電力の大きい家電
まず最も待機電力の大きいのが「外付けモデム、DSU、ホームゲーウェイ機器など」となっています。
待機電力量は7.34Wです。

いわゆるPC周辺機器ですね。
ちなみにパソコン自体は5.92Wだそうで、電気炊飯器がちょうど1.00Wなので約6倍くらい。
周辺機器を合わせると13倍くらいになります。

ただ難しい問題ですよね。
今やパソコンは必須な時代ですからここを削るのはなかなか大変そうです。

次に大きな待機電力は「ガス瞬間湯沸かし器」です。
待機電力量は7.05Wです。
ガス給湯付き風呂釜が6.65W、石油給湯付き風呂釜で6.30Wとなります。

これもどうでしょうか。
常に冷水を浴びるわけにはいかないので必要不可欠です。

ついで「FAX付き電話、FAX専用機」が3.43Wとなります。
その他の電話機が2.46Wです。

 このあたりは正直いまさら家庭になくても困らなそうですね。
ただし、持っている方からするといつFAXや電話がかかってくるか分からないため、挿しっ放しにする必要はあるかと思います。

■待機電力の小さい家電
逆に挿しっ放しでも支障が無い家電は何があるかも見ていきます。

待機電力が一番小さいものがドライヤーと電気ケトルで0.01Wです。
塵も積もれば山となるとは言いますが、正直この2つは挿しっ放しでも問題ないくらい小さいといえます。

続けてミキサーが0.02W、電気毛布や電気こたつが0.03W、コーヒーメーカーやトースターが0.04Wで電気スタンドが0.05Wです。

んー、このあたりも正直あまり気にしなくて良さそうです。



■待機電力を節電するには
さて、待機電力に興味を持ち始めたでしょうか?
使ってない時に消費される電力、そういった無駄な消費を抑える方法を紹介します。

 まずはコンセントを抜いちゃうということです。
使ってない時になぜ消費するかというとコンセントを通じて電気が流れているからです。

ものにもよりますがスイッチ1つで起動するということは、そのスイッチに反応するために微弱ながらも電気を流す必要があるというわけですね。

当然抜いてしまえば電気は流れないので消費も抑えられます。
しかし、タコ足配線などでゴチャゴチャしてる場合など使用中のコンセントを抜かないように気をつけましょう。

また、何も考えず節電になると聞いたからといって、コンセントを頻繁に抜き差しすると思わぬ被害に遭う可能性があります。例えば、テレビも含む録画のできるAV機器などの場合、日頃から習慣になっている録画が機能しなくなります。また頻繁に抜き差しすることで徐々にケーブルなどが劣化していき、断線や火災の原因になる可能性があります。いくら節電だからといって、むやみやたらに抜き差しするのはオススメできません。使うときにはまた挿さなきゃいけないのが面倒なので、そんな僕のような人はスイッチの付いている節電タップが便利です。

これならコンセント自体を抜き差しする必要はないし、使うときはスイッチを入れて使わないときはスイッチを切る。
これだけで家電までの電力を自由にオンオフで調整できるので待機電力も抑えられます。



いかがでしたか?
既に節電を心がけている人はそのまま(むしろ教えて欲しい)、節電を考えたこと無かった人は僕と一緒にこれを機に頑張ってみませんか?