こんにちは。ライターのねぎみじんと申します。

みなさんグルニエって知っていますか?
グラタンとムニエルを掛け合わせた美味しそうな言葉の響きですが、実は…全くの別物なんです!

意外でしたか?ふふふ。

でも食べ物なんでしょ?食べ物であってくれ!と思われた方も多いでしょうが、なんと…食べ物ですらないんです!

はい。
というわけで今回はそんな聞き馴染みのなさそうな「グルニエ」についてまとめてみました。


1. グルニエとは
2. グルニエのメリット
3. グルニエのデメリット



 

■グルニエとは
というわけで当然ですが、食べ物について紹介するわけがありません。
誰が僕の食べ物事情に興味があるんでしょうか。

前置きが長くなりましたが、グルニエとはフランス語で「小屋裏、屋根裏部屋」という意味です。

屋根裏部屋といえば、すぐ思いつくものにロフトがあります。
じゃあロフトとは何が違うのでしょうか。

グルニエとロフトは建築基準法で、空間内の天井高を1.4m以下、床面積を下の階の2分の1未満に収めるという制限があり、どちらも居室としては扱われないのです。

なおさら何が違うのか簡単に言うなら
折り畳み式や取り外し可能なはしごで登るのがグルニエで、
固定式のはしごで登るものがロフトという認識です。

居室の延長線上として存在するロフトに対して、グルニエはまさに屋根裏部屋というイメージで居室の一部にはなっておらず、パッと見ただけでは存在が分からないことが多いです。



  

■グルニエのメリット
ロフトとグルニエの違いについては分かってもらえたと思います。

そんなグルニエですが、もしお家にあったとしても屋根裏収納として活躍されていることがほとんどです。
もちろん規模にもよりますが、グルニエのポテンシャルを侮ってはいけません。

ロフトにも言えることですが、まずは部屋のデッドスペースを有効に使えることができるためオススメです。
そういった意味では収納利用は当然の結果だと思います。

ロフトはあくまで部屋の延長線上という構造なので、
居室の天井が高くなるというメリットがあります。

それに比べてグルニエのほとんどは密室空間です。
はしごを使って入る必要はありますが、独立した部屋スペースとして使うこともできるわけです。

例えば、子供たちの秘密基地や遊び場として利用してもいいかもしれません。

完全な密室空間なら低めのソファを置いてプチ映画館を作ったり、本棚を設けて読書スペースとしても活かせます。

在宅ワークや勉強部屋といった集中しやすい空間を作るには最適ですね。

またゲストを呼ぶ機会が多い方なら、小奇麗な雰囲気にして1泊できるゲストルームとして使用するのも良さそうです。

■グルニエのデメリット
ではグルニエのデメリットはなんでしょう。

ロフトと同じく天井に近いので、どうしても熱や湿度がこもりやすいのが難点です。

特に滅多に行かない収納スペースとして使うのではなく、頻繁ではなくたまに使う程度のスペースとして活用するなら、定期的な換気や清掃などのメンテナンスは必要になってくるでしょう。

密室空間の場合は特に冬場などは寒くなりがちです。
ホットカーペットを使うなどといったその辺りのケアも大事になってきますね。

そしてロフトにも言えることですが、はしごの昇り降りが難しい方にはもちろん向いていません。

収納として使う場合でも、昇り降りは必要なので、重たい荷物などを収納する際は十分注意してください。



 今回は聞き慣れないグルニエについて紹介してみました。
僕は男の子なのでどうしても屋根裏部屋というワードにワクワクしてしまいます。

とはいえ折り畳み式のはしごをわざわざ降ろして使うのか?と言われれば、家にあるロフトですら十分に使えていない僕が使いこなすのはまだまだ先になりそうです。

それでもグルニエを使った住宅構造の需要が高まってきているようなので、もし興味がある方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。