こんにちは。ライターのねぎみじんと申します。

みなさん敷き物ってどうしていますか?
一言でインテリアといっても色々ありますが取り入れること自体は簡単だけれどある意味、
部屋のイメージに影響しやすい敷き物というのはなかなか手を出しにくいインテリアだったりします。

今回はそんな「敷き物の選び方」について重点的にまとめてみたいと思います。

オシャレは足元からとよく言いますが、
案外お部屋のオシャレや快適さも敷き物からなのかもしれませんよ。


1.     敷き物の役割とは
2.     素材別の選び方
3.     サイズ別の選び方



 

■敷き物の役割とは
選び方の前に敷き物の役割とは一体なんでしょうか。

床に敷くわけですから、
床からの冷気や熱を防ぐことが出来るイメージはあると思います。
後述する素材にもよりますが、
夏に使用するエアコンの風を外へ逃がすことなく敷き物が蓄えてくれることで、
体感温度を和らげてくれますし、
冬場なんかは特に床から熱が逃げていくのを防いでくれます。

また厚みのある敷き物ならば、
足音などの生活音を吸収し軽減させてくれたり、
ものが落ちたりしても衝撃を吸収してくれる
ので安心です。
さらにホコリや花粉などを敷き物が吸着してくれて部屋中に拡がるのを防いでくれるため、
アレルギー対策や小さな子供でも安全だったりします。
ただし、こまめな掃除はもちろん必要です。

他にも敷き物の上にインテリアを置く場合に、
床へのキズを防いでくれたり、反対に家具への傷つきも軽減できます。

そしてあまり気にならないかもしれないですが、
敷き物を敷くだけで生活空間を区切ることができます。
壁などを設ける必要も無く手軽に用途によってスペースを分けられるので、
部屋内の空間にメリハリを設けることが出来るわけです。



■素材別の選び方
さて敷き物にも様々な素材が存在します。
それぞれの特徴を考えていきましょう。

コットン素材の敷き物は、
天然繊維のため肌触りはさらっとしていて肌に優しく、吸湿性に優れています。

またウールも天然素材で肌触りは柔らかく肌に優しいです。
そして温度調整に優れているためオールシーズン活躍します。

表面の生地が起毛しているフランネルという素材は、
軽く滑らかな肌触りが特徴で、特に保湿性に優れており暖かい空気を逃しません。

そして秋冬に大活躍するマイクロファイバー
タオルなどにもよく採用されているナイロンやポリエステルといった原料を使った合成繊維です。
肌触りは柔らかくて滑らかで、保湿性もさることながら、
吸水性と速乾性に優れているという特徴があります。

肌触りが良いと家の中で過ごす機会の多いリビングや子供のいる場所で特に大活躍することでしょう。



■サイズ別の選び方
そもそも敷き物といってもマット、ラグ、カーペット、じゅうたんなど、
呼び方は様々ありますが、実は大きさや使用する場所によって呼び方が変わるだけなんです。

玄関やキッチンなどに置く程度の1畳未満のサイズはマット
家具が多くアクセントとして使用するような3畳未満のサイズはラグと呼び、
広範囲をカバーできるいわゆるじゅうたんカーペットと呼ばれるのは、
3畳以上の敷き物のことを指すようです。

では今度はサイズ別に選び方を考えてみます。
当然お部屋の大きさや用途に合わせて敷き物のサイズも考える必要があります。

例えばリビングルームにラグを敷く場合、
ソファとテーブルを置くのであればテーブルの下に敷く程度の大きさでも十分です。
もしソファよりも床に座ることが多いのであれば、
床に手をついたり、寝転がったり出来るくらいの余裕さがあるとちょうど良いのではないでしょうか。

またご飯を食べる機会が多いダイニングルームに敷く場合は、
テーブルだけでなくイスを引いたりすることも多くなると思うので、
その辺りを見越してテーブルから60~75cmほど余裕を持たせると良いといわれています。

1人暮らしに多いワンルームで敷き物を敷きたい場合は、
敷き物に何の役割を持たせるかで選ぶサイズも変わってくるでしょう。
ソファやテーブルの下に敷くならばリビングルームと同じように考えればいいですし、
あくまでインテリアとして敷きたいのであれば、
部屋全体をカバーできるほど存在感のある敷き方をしても良いと思いますし、
逆にこじんまりと部屋の中央に敷くだけでもインパクトが出たりします。



まとめとして、
敷き物を敷く意図を考えて、部屋全体のイメージやテーマを思い描きつつ、
無地が良いのか柄物が良いのかを調節して、
床の色もしくは家具やその他のインテリアの色味も参考にしながら選ぶのが良いでしょう。

良くも悪くも印象の強い敷き物なので、
手に入れた後に後悔しないように前もって念入りに選ぶ方が、
文字通りその上で生活をしていく中で違和感無くそれでいて縁の下の力持ちとなってくれることでしょう。