こんにちは。ライターのねぎみじんと申します。

ちょっとレトロな喫茶店やホテルや豪邸、オシャレなログハウスなどの天井で、
くるくる回っているファンを見たことある人も多いかと思います。

その名もシーリングファンと言いますが、
アレを自宅に欲しいと思ったことはありませんか?

見た目もオシャレだし、直感的に考えるなら個人的には欲しいかもしれません。
じゃあいざ現実的に考えてみたら実際のところどうなんでしょう…

というわけで今回はオシャレなファン、
「シーリングファンのメリット・デメリット」についてまとめてみました。


1.     シーリングファンとは
2.     シーリングファンのメリット
3.     シーリングファンのデメリット



■シーリングファンとは
そもそもの形は分かりますが、
具体的にシーリングファンとはどういったものなのでしょうか。

ファンというだけあって、そもそもの効果としては部屋の空気を循環させるための設備です。

いわゆる扇風機の仲間ということになります。
世界初の扇風機は19世紀後半、1890年代に誕生したといわれていますが、
シーリングファンの誕生はまだ電気さえ普及していなかった1880年代といわれています。
元々は水流を動力源としていたそうです。
その後、電気を動力源としモーターを使った製品が開発されたことで、
一気に普及していくことになります。

さてそんなシーリングファンですが、
ただオシャレなだけではなく空気を循環させるものだというのは、
案外知っている方も多かったかもしれません。

エアコンのある現代では割と活躍の場がないように思えます。
実際、天井の低い部屋ならばなんだかんだエアコンで十分だったりするでしょう。
しかし吹き抜けなど天井の高い空間なら上下の空気循環を促すことが出来るので
シーリングファンが特に効果を発揮します。



■シーリングファンのメリット
ではシーリングファンのメリットについて考えていきましょう。

言わずもがなオシャレなインテリアになるのと、
空調の効率が良くなることが主なメリットと言えるでしょう。
ライトつきのタイプであれば照明と換気を同時に行なえて一石二鳥です。

特に冷房暖房ともにエアコンの効きが良くなるということは、
結果的に出費を抑えることにも繋がります。
意外とシーリングファンの電気代は高く付きません。

また空気が循環されるということで、部屋の温度を一定に保つことが出来るので、
部屋の中が常に快適な空間になることでしょう。

さらに空気清浄機を設置している場合、
部屋内の汚れた空気も隅々循環させることが出来るため、
より効果的に空気をキレイにすることが可能です。

他にも洗濯物を室内干しさせることが多いのであれば、
常にそよ風が吹いているのと同じような環境になるため、
洗濯物の乾燥を促してくれるのも嬉しい効果です。
室内干しによくある嫌な生乾きのニオイも抑えることが出来るでしょう。

さらには室内の湿気も散らしてくれるので、
カビの発生防止にも一役買ってくれることでしょう。
これからのような梅雨シーズンにはもってこいともいえます。



■シーリングファンのデメリット
次にシーリングファンのデメリットについても考えていきます。

まず基本的に天井に取り付けるものなので、どうしても掃除が大変です。
扇風機ですら回し続けていればホコリが溜まっていくくらいですから、
シーリングファンも同じくもしくは扇風機以上にホコリが溜まりやすいです。
業者に頼むか、自分で掃除するなら脚立など使う必要があるのでなかなか手間がかかります。

また安価なものだと騒音が気になる場合があります。
とはいえ扇風機のように激しくプロペラが回転するわけではないので、
想像するよりかは静かだったりするようですが、
それでもものによっては音が気になることもあるので購入前にしっかりと確認は必要です。

そして1番大事な部分かもしれませんが、
シーリングファンには本体重量が重いという特徴があります。
そのため本体を支えられるほどの天井の強度が必要になってきます。
場合によっては、設置するために天井の補強が必要になり、
余計にコストがかかる可能性もあります。



 今回はシーリングファンについてまとめてみました。

何度見てもうっとりするような見た目はやっぱりオシャレですし、
それでいて電気代を抑えることもできるため、
現代においても十分魅力的な設備の1つといえるでしょう。

しかしいざ取り付けるとなるとデメリットも見えてくるため、
後悔ないようにしっかりと吟味することをオススメします。