こんにちは。ライターのねぎみじんと申します。
僕がまだ上京したばかりで1人暮らしを初めたての頃、忘れもしません、大学1年生で新生活に浮かれていた春の話です。
ピンポーン。
「はーい」と威勢よく返事をしてドアを開けた田舎者の僕は、ガタイのいいコワモテの男性に出会いました。
彼はおもむろに玄関先でドアに体を押し付けるようにグイっと入り込み、新聞の勧誘を始めたのです。
頭の悪い僕は新聞なんて読む気にもなりませんし、全く興味もなければお金も無いのですが、誰よりも時間だけはあったので、ただひたすらに興味のあるフリをし続けて彼の説明を聞き続けました。
気分の良くなった彼は何度も僕に契約の話を持ちかけるのですが、僕は絶対に首を縦に振らないと決めていたので断り続けます。
すると、どうでしょうか。
料金すら要らないという話になり、最終的には新聞も持ってこないという話にまで発展し、契約書にサインだけ求められました。
料金も払わず、新聞も無いなら、もはや何の契約か分からないので最後にもう一度、丁重にお断りして帰ってもらったのでした。
今思えば新聞勧誘の彼の時間も僕の時間も本当に無駄だったと思います。
なんなら彼を振り回してしまったことが申し訳ないとすら思えます。
前置きが長くなりましたが、
今回はそんな「訪問販売の上手な断り方4選」について書いていこうと思います。
1. 良くない断り方
2. 上手な断り方その1:はっきりと断る
3. 上手な断り方その2:用件を聞く
4. 上手な断り方その3:警察を呼ぶ
5. 上手な断り方その4:無視する
■良くない断り方
まずは良くない断り方について考えていきましょう。
自分自身は断っているつもりでも相手にはノーダメージだったり、場合によってはカウンターを食らってしまう断り方というものがあります。
割とあるあるだと思うのが「いいです」「結構です」「大丈夫です」という断り方です。
文章にすればまだ分かりやすいと思いますが、肯定否定どちらとも取れる言い回しなんです。
営業する側としてはもちろん話を終わらせたくないので肯定の意味で捉えたフリをして話が続いてしまいます。
「今忙しい」といった時間が無いアピールも良くないです。
時間が無いだけなら時間がある時に話ができるという意味に捉えられるので、忙しくない時間帯を聞かれたり、すぐ終わると言われて気付いたら時間が経ってたりします。
次に「自分は決められない」という決定権が無いからという理由で断る方法です。
あなたに決定権が無いということは他に決定権がある人がいるという事になりますよね。
営業する側も決定権が無い人と話をしても時間の無駄なので、すぐに決定権がある人とコンタクトを取ろうとしてきます。
そうして無駄な会話や時間が増えてしまうのです。
最後に「お金が無い」「高い」といった金額に文句を言う断り方もやめましょう。
もちろん多少なりとも興味があるなら別ですが、断るつもりで言ってるのであれば長引くだけです。
冒頭での僕のエピソードのように割引の提案をされるのがオチです。
いかがでしょうか?
心当たりのある方は今すぐに断り方を変えましょう。
■上手な断り方その1:はっきりと断る
では、上手な断り方についてですが正直なところ「はっきりと断る」これ1択です。
「要りません」「必要ありません」「興味ありません」
大体この3つで終わると思います。
「必要になったらまたこちらから伝えます」や「検討します」など
曖昧な言い回しでなるべく相手を傷つけないように断りたくなるのが、日本人の良い所でもあり悪い所でもあります。
そもそもアポなしでいきなり必要ないものを売りつけようとしてくる人や会社に、気を遣う必要なんて全く無いです。
きっぱりはっきり断りましょう。
■上手な断り方その2:用件を聞く
いきなり結論から伝えてくる営業マンなんていないです。
必ず距離を縮めるために仲良くなろうとしてきます。
他愛も無い会話だったり、アンケートを進めてきたり。
時間が経てば経つほど、会話が進めば進むほど、相手に気を遣ってしまいがちです。
なので話の全貌が見えてこないなら最初の早い段階で用件を聞きましょう。
「営業ですか?」とストレートに聞いてもいいですし、詐欺の場合も考えられるので会社名を聞いてその場で口コミなどを調べてもいいと思います。
■上手な断り方その3:警察を呼ぶ
「帰ってください」とお願いしても一向に帰る気配が無い場合は、「警察を呼びますよ」と伝えてもいいでしょう。
実際に警察を呼ばなくてもいいですが、相手に伝えることが大事です。
もちろん悪質な場合はさっさと警察を呼びましょう。
そして法に触れてくるような営業の場合は、証拠を取る事をオススメします。
今ならスマートフォンで簡単に録音もできますし、相手の身分証を見せてもらって写真を撮るのもいいでしょう。
嫌がるようなら悪質な営業である可能性が高いですので気をつけてください。
■上手な断り方その4:無視する
訪問販売や勧誘してくる方もどんなに悪質な方であっても時間は有限です。
もちろんあなたの時間もです。
お互いの時間を無駄にしないためにも、無視できる状況なら無視するのが1番効率の良い断り方です。
そもそも対応しない居留守でもいいですし、質問されても答えたくなければ答えなければいいのです。
最近の僕は電気やテレビつけっ放しでも居留守を使ったりします。
別に全てを頭ごなしに否定するといった意味ではありませんし、相手を罵倒したり、あからさまに嫌な態度を取ってしまったりすると、もはやどちらが悪質か分からなくなりますので要注意です。
あくまで人と人のコミュニケーションなのでお互いが気持ちよく終わるためには、時にははっきりと断る力も必要だと思います。
ましてやお金が絡む話だったり、詐欺など被害に遭わないためにも、相手のペースに飲まれないように気を付ける事と、契約の話になってもその場で決めずに1度日を改めてから落ち着いて決めるのがいいでしょう。
何かの参考になれば嬉しいです。