間取りってワクワクしませんか?
こんにちは。ライターのねぎみじんと申します。
間取り図って好きなんですよ。
引越するのはなかなか面倒だったりしますが、間取り図を見てると引越をしたような気分にもなるし、部屋を想像して新生活を妄想したりもできるし…
べ、別に頻繁にしてるわけじゃないですからねっ!
という話は置いといて。
間取り図を見ていると色々書かれていますよね?
例えば「K」はキッチンだし、「D」はダイニング、「L」はリビング。
この辺はもはや当たり前の認識だと思いますし、他にも「UB」はユニットバス、「BL」がバルコニー、「RF」がロフトだったり。
そんな中、ふと目に付いたのが「S」という文字です。
エス…?
セキュリティ?セカンド?スーパー?セクシー?ソックス?サボテン?サンマ?
調べてみたところサービスルーム(Service Room)でした。
「SR」と書かれていたりもします。
今回はそんな「サービスルーム」について書いていきます。

1. サービスルームとは
2. 納戸との違いとは
3. サービスルームのオススメな使い方

■サービスルームとは
間取り図の「S」や「SR」の正体であるサービスルームとは何なんでしょうか。
果たしてどんなサービスを受けられるのか?
結論、サービスルームとは居室の条件に値しない部屋のことです。
そもそも居室の条件とは、建築基準法によると
採光の面積が床面積の7分の1以上であり、換気に必要な開口部分が床面積の20分の1以上であること
と定められています。
この条件に満たない部屋をサービスルームというわけですね。
というわけで、同じように条件を満たされない部分ということで、「STR」(ストレージルーム)という物置き部屋、「DEN」(書斎、小部屋という意味)、「WIC」(ウォークインクローゼット)や「N」(納戸)なども同じような扱いになり得ます。
今挙げたものも含めサービスルームはあくまで居室ではないため、コンセントなどが無かったり不便そうにも思えますが、通常のクローゼットなどと比べるとやや広めなスペースであることが多いので、ちょっとした部屋といったイメージでしょうか。
あると嬉しいですよね。

■納戸との違いとは
ウォークインクローゼットはなんとなく用途が違う気もしますが、例えば納戸とサービスルームに違いはあるのでしょうか?
実は違いはありません。
それは先ほど書いたとおりで、あくまで居室の条件に満たない部屋は全て同類に値します。
強いて言えば和風な物件なら納戸、洋風な物件ならサービスルーム、
衣類をかけられるポールが突っ張ってあるならウォークインクローゼット、
といった具合でしょうか。
とはいえ全てのサービスルームが、必ずイメージしやすいような窓も無く真っ暗で狭い空間、というわけでもないです。
床面積次第では窓が付いていたり、そこそこの広さを持っていたりするので
物件によって使い方は様々あるわけです。
■サービスルームのオススメな使い方
そんなサービスルームのオススメな使い方について少しまとめてみます。
サービスルームはどうしてもリビングなどと比べると、採光は少ないですし、コンセントが無いこともあるので薄暗くはなりがちです。
ということは逆に言えば日光の影響を受けないということです。
それを利用して、日焼けしやすい衣類や書物、食品などを保管するスペースには最適といえるでしょう。
またDENという書斎の表記があるように、電源を確保できるのであればそれこそ書斎や勉強部屋として利用したり、トレーニングルームや音楽鑑賞室などの趣味部屋にもいいですし、ちょっとしたスペースを活かして子供たちの遊び部屋としても活用できます。
ただし、エアコンダクトや換気口など無く換気が悪い可能性もあるので、
利用用途に応じて湿気対策などが必要になってくるでしょう。

様々な使い方ができるサービスルームについてまとめてみました。
同じくらいの広さで一見部屋数が少なく見えたとしても、サービスルームがある部屋の方が賃料が安くなりがちだったりもするので、間取りに応じてあえてサービスルームありの物件に住んでみるという選択肢も良いかもしれません。