こんにちは。ライターのねぎみじんと申します。

日本人たるもの引越しをした時に引越しそばというワードを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
食べる食べないにかかわらず聞いたことはありますよね。

正直、僕にとっては年越しそばよりも食べない確率が多いのが引越しそばです。
子供の頃はうどん派だったのですが、年を重ねるにつれて、
なぜだかそば派に寝返ってしまいました。

ごめん昔の僕!そしてうどん派の皆さん!

さて別に何が正しいといったことはないかと思いますが、
改めて「引っ越しそばの由来」が気になったので少し調べてみました。

何の参考になるか分かりませんが、
短い文章ですので最後まで読んでもらえると嬉しいです。


1. 引越しそばの由来とは



 

■引越しそばの由来とは
さっそくですが、Wikipediaには
「引越し蕎麦(ひっこしそば)とは、新しく引越ししてきた者が近隣に蕎麦を配る習慣である。」
とあります。

いや、食べるんじゃないのかよ!

皆さんご存知でしたか?
本来はそばを近隣住民の方々へ引越し挨拶と一緒に配るものだったわけです。
僕は当然のように食べるものだと思っていました…

引越しそばは江戸時代に始まった風習で、
「そばに引っ越してきました」「細く長い付き合いが出来ますように」といった、
江戸っ子の洒落から生まれたものといわれているんですね。
そして元々配っていた粥やお餅よりも安く、
それでいて美味しいそばを配るようになったという説が濃厚なようです。

引越し先の新居で自分自身でそばを食べても本来の意味合いからすると、
何1つかすっていないことになりますね。

ましてや引越しうどんを自分で食べるともなると、
もはやただ引越し作業に疲れてお腹空いたから大好きなうどんを食べる人、
という意味以外の何物でもないですよね。

そもそも食べるのではなく引越しの挨拶とともに相手の方に渡すものだったなんて…
まー、うどんを渡すなら「うどんうどん仲良くなりましょう」といった洒落を効かせるしかないですね。
面白い面白くないは別として…



 さてさて、とはいえ今は江戸時代じゃなく令和なので、
令和の解釈で思いっきり美味しいそばやうどんを食べて、
お腹いっぱいで引越しの疲れやストレスを癒してやりましょう。



  江戸時代の人々は何とも粋な計らいをしてくれますね。
本来の意味を知った上で、これから引越しの挨拶をして回る時に一緒に、
「そばに引っ越してきました」「細く長い付き合いが出来ますように」と、
存分に洒落を効かせて挨拶をして回ったら良いコミュニケーションになるかもしれませんね。

末永く付き合いが続くかもしれませんし、
もしかすると冷ややかな目で見られるかもしれません。
そうなっても僕は何も保証しないので自己責任でよろしくお願いします。