こんにちは。ライターのねぎみじんと申します。

突然ですが、部屋探しをする上で、
雰囲気で言ってそうなワードランキング第1位に輝くのが、平米です。

超個人的な僕調べです。
とはいえ、ほとんど調べてないですけど。

平米と聞いてタイ米を想像したことがある人は僕だけじゃないはず…
20平米ってもしかしてタイ米20粒分?それだと1食分にも満たないじゃん!
なんてそんな会話が今にも飛び交いそうな平米。
ちゃんとした意味も分からず使われ続けるかわいそうな平米。
そんな謎に満ちた平米について今回は掘り下げてみたいと思います。

いや平米の意味くらい知ってるよ!って方がもしいたら…、
可能性は限りなく低いですが、もし平米のことを知っている方が万が一でもいるとしたら…、
今回の記事は全く必要の無い記事になってしまうので、
「1平米の広さと理想の広さについて」考えてみようと思います。


1.     平米とは
2.     1平米の広さとは
3.     理想の広さとは



■平米とは
部屋探しをする上で間取りを気にする方は多いと思います。
1Rや1Kだとちょっと狭そうだな、とか、
やっぱり2人暮らしなら1DK、1LDKは必要だな、とか。

間取りが表すのは当然部屋の数です。
しかし意外と大事なのが部屋の数よりも広さなんです。

いやいやそんなこと言われなくても知ってるよ、という方も実は多いと思います。
そりゃ部屋の数も大事だけど、1部屋1部屋の広さが狭かったら意味無いですもんね。
それこそタイ米20粒分の部屋が10部屋あったところでどうしようもないですよね。

だから、部屋探しをする際に部屋の広さが何畳あるのかだったり、
専有面積が何㎡あるかだったり調べている方は多いと思います。

では改めて平米とは一体何なんでしょうか。

へいべい…?
そんなリアクションが目に浮かびます。

いやこんなに引っ張る話でもないのでさくっとお伝えしますが、
平米とは正確には平方米のことであり、平方メートルのことです。
そうなんです。
よく使っている㎡(平方メートル)と同じことなんです。

なんとその昔、日本でメートルのことを当て字で米突と書くようになり、
そこから一般的に広まっていき米1文字でメートルの意味を表すようになったそうなんです。
そのため、計量法上は米という表記は認められておらず使用することが出来ません。

では、平米=平方メートルということは分かって頂けたと思うので、
1平米(1㎡)がどれくらいの広さなのかについて考えていきたいと思います。



 

■1平米の広さとは
文系出身の僕が面積について一生懸命説明したいと思います。

1平米が1㎡(平方メートル)であることは説明したとおりです。
その1㎡とは一辺の長さが1mの正方形の面積のことを指しています。

とはいえ例えば20平米と言われてもピンと来ないと思いますので、
不動産業界でよく耳にする畳(じょう)で考えてみます。

この畳もややこしいのですが、地域によってサイズに多少ですが差があります。
主に関東地方では1畳が176cm×88cmで、関西地方では191cm×95.5cm、
中京地方や東北北陸地方では182cm×91cmといった具合です。

細かな計算方法もあるみたいですが、ここでは割愛させて頂きます。
さて一般的に使われる江戸間ともいわれる関東地方で考えると、1平米は0.64畳となります。

ということで例えば、
20平米=20㎡となり、つまりは12.8畳ということになります。



 

■理想の広さとは
では具体的に理想の広さについて考えていきたいと思いますが、
実は国土交通省が部屋探しにおける参考値を発表しているのです。

健康で文化的な生活に最低限必要な住居面積の水準として、
最低居住面積水準というものがあり、単身者の場合は25㎡とされています。
ちなみに2人以上の場合は10㎡×人数+10㎡となり、
もし2人暮らしならば30㎡ということになります。
あくまでこれらは最低限の生活を送る際に必要な目安です。

他にも誘導居住面積水準というものがあり、
まさにこれは豊かな生活を送るために必要と考えられる住居面積の水準のことです。
この誘導居住面積水準には都市部以外の戸建てなどを想定した一般型と、
都市部のマンションなどを想定した都市居住型という2種類に分類されているのです。

まず一般型の誘導居住面積水準での単身者は55㎡で、
2人以上の場合は25㎡×人数+25㎡とされています。
そして都市居住型の誘導居住面積水準での単身者は40㎡で、
2人以上の場合は20㎡×人数+15㎡とされています。

というわけで都市部などのマンションに1人暮らしで住む際に必要な広さは、
最低でも25㎡、余裕を持ちたいならば40㎡と考えておけば間違いないでしょう。
2人暮らしの場合は最低30㎡、余裕を持ちたいならば55㎡となります。

しかし、まだ注意点があります。
賃貸物件に住んでいて「あれ?思ったほど広くないな…」なんて思ったことはありませんか?

結局のところ重要なのは専有面積です。
専有面積には居室はもちろんのこと、お風呂場やトイレやキッチン、
収納スペースやクローゼットなども含まれることを覚えておきましょう。

逆にベランダやバルコニーなどの外部分と室内のロフト部分は
専有面積に含まれないのです。

この専有面積に含まれる部分、含まれない部分というのが案外落とし穴だったりするので、
部屋探しの際は十分気をつけたいところです。

 


というわけで今回は、
平米と理想の広さについて考えてみました。

これで今夜はぐっすり眠れることでしょう。
え?平米が平方メートルのことなんてもちろん知っていた、ですって…?

そ、そんなに強がらなくてもいいですよ…
いいじゃないですか、これからは胸を張って平米と力強く発言できるのですから。

お願いします…
読んでくれた皆さんが声を揃えて知っていたなんて仰ってしまうと、
この記事が何の意味も持たなくなってしまうのですよ…

そこは温かい目でこれからもよろしくお願いします。