こんにちは。ライターのねぎみじんと申します。

日本は世界で上位に入るほどの地震大国です。
地震以外にも様々な災害を経験している日本ですが、
大地震に限らず忘れる事の出来ない災害は数多くあります。

さて、そんな災害も過去に限った話ではありません。
直近では新型コロナウイルスのようにじわじわと蝕むようなものもありますし、
大規模な災害というのはいつ何時起こるか分からないものなのです。

いたるところで同じようなことを言われていますが、
聞き飽きてはいけないほど災害を意識するということは、
自分や家族、その他周りの人々の命を1人でも多く救う上で重要です。

もちろん誰かを助けるためにも自分自身が安全でないと意味がありません。
自分の身は自分で守る必要があります。
自分の命を投げ捨てて誰かを助けるなんていう、
ドラマや映画のような心胸打つ展開を想像しないようにしましょう。

というわけで、いざという時に自分の身を守れるように、
今回は「災害用備蓄品について」まとめていこうと思います。

 


1.     災害の種類とは
2.     災害用備蓄品のおすすめは?
3.     災害用備蓄品の収納や保管は?



 

■災害の種類とは
そもそも災害の種類にはどういったものがあるのでしょうか。
被災者生活再建支援法という法律を基にまとめてみます。

被災者生活再建支援法とは、
自然災害により生活基盤に著しい被害を受けた人々に対し、
都道府県が相互扶助の観点から拠出した基金を活用して被災者生活再建支援金を支給するための措置を定め、
生活の再建を支援し住民の生活の安定と被災地の速やかな復興に資することを目的とした法律です。

そこには自然災害を暴風、豪雨、豪雪、洪水、高潮、地震、津波、噴火
その他の異常な自然現象により生ずる被害
として定義付けられています。

さらに簡単にですがまとめます。

暴風の場合、平均風速が15~20m/sになると、
歩行者の転倒や高速道路での車の運転に支障が出始め、さらには建物の損壊や農作物の被害、交通障害などが発生します。

豪雨の場合、洪水や土砂崩れなどに派生する恐れもあります。
豪雪は雪崩や除雪中の事故、路面凍結などによる交通事故や交通障害などが発生します。

洪水の場合、堤防が決壊したり氾濫被害のほか、
下水道からの水がうまく川に流れ出なくなることで被害へと発展するケースもあります。
また高潮は台風や発達した低気圧の通過により引き起こります。

地震や津波は言わずもがなですね。
建物の損壊や交通障害など大地震ともなれば被害も大きくなります。

そして火山の噴火です。
首相官邸のHPによると日本にはなんと111の活火山があるようです。
火山灰による被害やもし大規模な噴火が発生した際には大きな噴石や火砕流などの被害が起こります。

ざっとまとめてみましたが、
改めてみてみると一言で自然災害といってもたくさんありますよね。

こういった災害時には食料提供が減少したり、
電気ガス水道といったライフラインが止まってしまったりと生活に支障をきたす恐れがあります。
なので事前の備えが必要なんです。



  

■災害用備蓄品のおすすめは?
前置きが長くなりましたが、災害用備蓄品についてまとめていきます。

まず絶対に必要なものは、
生き延びるための水と食料、生活する上で必要不可欠な明かり、
調理や熱を確保するためのカセットコンロとボンベ、
復旧を待つ際の給水車などから水を確保するための給水袋やタンク、
体温を保つための毛布や保温シート、排泄するための簡易トイレとペーパー、
そして怪我や病気などした際に必要な薬類
です。

できれば保管に便利なラップ、除菌ウェットティッシュ、予備のバッテリー、ラジオ、
他にも野菜ジュースや調味料などもあるといいでしょう。

もちろん小さい子供や高齢者がいるなど各家庭によって他に用意すべきものもあるかと思います。

食料に関しては最近では保存食の改良が著しくて、
保存食とは思えないほど美味しいものがたくさんあります。

乾パンを用意するくらいならアルファ米や缶詰パンがおすすめです。
他にもフリーズドライや冷たくても美味しいレトルト食品などもあります。
また塩分摂取もできる塩昆布や乾燥ワカメ、切り干し大根といった乾物も便利です。

また明かりは懐中電灯ではなく
床などに置くことも出来るLEDランタンのタイプが手も塞がらずに使えるのでおすすめです。



  

■災害用備蓄品の収納や保管は?
災害時は基本的に3日乗り切ることを目安に用意するよういわれています。
これは災害発生から3日間は優先的に人命救助が行われるため、
どうしても支援物資などの輸送が遅れてしまうからです。

大体1人当たり1日3リットルを目安に考えると良いでしょう。
また男性ならトータルで15キロ、女性なら10キロを目安に備えましょう。

災害用備蓄品を用意するには倉庫の中や押入れの中など、
奥まった場所に保管していては災害時にすぐ取り出せないため意味がありません。
なるべく手の届きやすい範囲に保管するのがおすすめです。
また1箇所にまとめておくと、もしその1箇所が崩れてしまったり、
保管場所まで到達できなかったりする可能性もあるので、
保管場所は分散しておく方がいいです。

そしてせっかく準備してもほったらかしにしてしまうと、
非常食の消費期限が過ぎてしまったりコンロやLEDライトが正しく機能しなくなってしまったりといった可能性もあります。
せめて1年に1回程度は中身の確認をするようにしましょう。

特に非常食の保管の仕方でおすすめなのがローリングストック法と呼ばれる方法です。
12食分を1カ月おきに消費しては買い足すというサイクルで
1年後には12食分がしっかり入れ替わっているという方法です。



  最近では災害用備蓄品として丸々セットの商品が売り出されています。
細かく何を準備すればいいか分からないのであれば、セット商品を買っておくだけでも、
もしもの時の備えが出来るのでおすすめです。

そしていつ災害が来るかなとビクビクするのはやめて、
いつ災害が来ても動じないように日頃から意識しておくことが大切だと感じます。