こんにちは。ライターのねぎみじんと申します。

室内の壁紙、クロスが汚れてしまった場合にちゃんと掃除や修復はしていますか?
掃除のやり方が分からず放置してしまうとどんどん汚れが溜まっていってしまい、
見た目が悪くなるのはもちろんですが、
賃貸物件の場合は退去する時に敷金を超えた分の請求が高額になる可能性もあります。

ということで今回は「壁紙の種類と汚れ対策」についてまとめてみます。



 
1.     ビニル壁紙
2.     紙壁紙
3.     珪藻土壁紙
4.     織物壁紙
5.     汚れの種類別の掃除方法と対策



 

■ビニル壁紙
最もよく使用されているのがビニル壁紙です。
安価であり施工しやすいという理由もありますが、
入居者からすると耐久性が高く水拭きもできるため掃除がしやすいというメリットがあります。

ただし、拭き掃除をする際に力を入れすぎると傷が付いてしまう可能性があるため、
優しく拭くように心がけましょう。

濡らしたタオルやスポンジを固くしぼり、優しく汚れを拭き取ったら、
仕上げに乾いたタオルや布で乾拭きすると良いでしょう。

特に壁紙の繋ぎ目に水分が入り込むと壁紙の剥がれる原因になりやすいです。
さらに強めの洗剤などを使用すると変色したりするので注意が必要です。

■紙壁紙
和紙や洋紙を使った紙壁紙は、
表面にプリントが施されていたりエンボス加工されていたりと、
デザイン性が高く、通気性も高いのが特徴です。

しかし水分と擦れに弱く、汚れが付着すると取れにくいためこまめな掃除が必要です。
ホコリはハタキを使って落とし、
その他の汚れは乾いた布やティッシュペーパーで軽く叩きながら吸い取るのが良いでしょう。

水汚れが染み込むとシミになってしまいます。
早めに気付いて早めの掃除を心がけましょう。

■珪藻土壁紙
足拭きマットでも人気な素材、珪藻土壁紙湿度調整や消臭性に優れています。
その反面、キズや剥がれが起きやすく補修しにくい特徴も持っています。

基本的には紙壁紙と同じようにホコリはハタキを使って落とし、
その他の汚れは乾いた布やティッシュペーパーで軽く叩きながら吸い取るのが良いでしょう。

そしてホコリや水分を吸着しやすい性質なので定期的な掃除が大事になってきます。
水汚れが染み込むと落とすのは困難です。

■織物壁紙
最後に糸の折り目模様がキレイで高級感のある織物壁紙です。
湿度調整や通気性に優れています。

スポンジは使わず、濡らしたタオルや布を固くしぼり、
優しく叩きながら汚れを拭き取るのが効果的です。

ホコリが溜まりやすいため日頃からハタキなどで気にかけつつ、
水汚れが染み込むと落とすのは困難なので珪藻土壁紙と同じく気付いたらすぐに掃除しましょう。



  

■汚れの種類別の掃除方法と対策
壁紙の特徴と掃除方法を分かった上で汚れの種類別にもまとめてみます。

ホコリ汚れはハタキなどを使って落とすか掃除機で吸い取りましょう。
基本的にホコリはどこにでも現れます。
どんな汚れを掃除するにもまずはホコリを落とすことから始めると良いでしょう。

次に油汚れや水汚れですが、
基本的には濡らしたタオルやスポンジを固くしぼって拭き上げる方法になります。
なかなか汚れが落ちにくい場合は、
食器用などの中性洗剤を水で薄めて使うと効果的です。
その際、洗剤で壁紙が変色する可能性があるので、
水やぬるま湯で濡らしたタオルや布を固くしぼってもう一度拭き上げて
仕上げに乾拭きで水分を拭き取ると変色を防ぎやすいです。

手垢汚れやタバコのヤニ汚れは、
なかなかにしつこい汚れなので初めから食器用などの中性洗剤を水で薄めて使いましょう。
同じように壁紙が変色する可能性があるので注意しましょう。

子供のいる家庭などではラクガキ汚れに困る場合もあるかもしれません。
鉛筆であれば消しゴムを使って丁寧に消せばいいですが、
水性ペンや油性マジック、クレヨンなどはそう簡単にはいきません。
水性ペンの場合は中性洗剤を原液のまま布やタオルにつけて拭き取ると良いですが、
また油性マジックやクレヨンの場合は残念ながらキレイに落とすのは難しいでしょう。
前もって汚れ防止の施された壁紙や壁紙シートを使うようにしましょう。

そもそもの汚れ対策としては、
色あせを防ぐために積極的にカーテンなどを使い直射日光から守ってあげたり、
結露を防ぐために部屋の換気や除湿にも気を付ける方が良い
です。

キッチンにある電子レンジ周りなどでは温度によって壁紙の変色や変形が起こる可能性があります。
高温を避けるために直接壁紙に触れないよう工夫する必要がありますね。

壁紙と家具の間に隙間を開けるのも効果的です。
風通しが良くなり、急な湿気でも結露やカビが発生しにくくなります。

またタバコや油の煙は強敵です。
すぐに壁紙が変色してしまいます。
煙が部屋に留まらないように常に換気を気にかけましょう。

他にも粘着テープを直接貼らないようにしたり、
スプレー式の薬品などを壁紙に付着させないよう心がけたりと、
汚れ対策は考え方ややり様で様々あります。

何よりも日々の生活の中で壁紙にも注目して掃除をしていく事が大事ですね。

また、ご自身で壁紙を張り替える際には、
・契約書に壁紙の張り替えの禁止が明記されていないかを確認。
・壁紙を張り替えたいと思った時、一番良いのはまず貸主や管理会社に張り替えていいか聞き、相談してみましょう。
この2点について覚えておきましょう。



 いかがだったでしょうか。
みなさんの壁紙はどういった種類でしょうか?
またどういった汚れが日頃多いですか?

壁紙と汚れの種類に合わせてベストな掃除方法を試してみてくださいね。