こんにちは。ライターのねぎみじんと申します。

賃貸物件の場合、ほとんどがクロスだと思いますが、
これから家を建てるなどで新築物件の場合は内装の壁にもこだわりたくないですか?

というわけで今回は「内装の壁材について」種類別にまとめてみました。

壁は部屋の印象を決めるといっても過言ではありません。
家の中で壁面積の占める割合は大きいので、
家づくりをする上でも重要になってくるのです。

調べてみるとそれぞれに特徴があって、
メリットやデメリットもあったので自分の好みに合わせて参考になれば幸いです。

もちろん賃貸物件を選ぶ際にも、
掃除のしやすさや補助効果などから選ぶ基準になるかと思います。


1.     クロス
2.     木材
3.     塗り壁
4.     タイル



■クロス
まずは最もポピュラーなタイプ、クロス材です。
ポリ塩化ビニール素材のビニールクロス、和紙や洋紙を使った紙クロス、
織物クロスなどクロスだけでも様々な種類があります。

特にメジャーなビニールクロスなら、
基本的にその他の壁材と比べて最も安価で施工期間も短く済みます。
だからメジャーになっているといえますね。

また掃除がしやすいというメリットもあります。
耐久性もそこそこで水拭きもできるため入居者にもありがたいです。

しかし通気性が無いため結露しやすいというデメリットがあります。
換気の悪い状況だとすぐにヘタってしまったり、
貼り合わせ部分が剥がれやすくなるので定期的に換気するようにしましょう。

紙クロスや織物クロスなどその他の種類は素材の特徴によっては、
高価だったり掃除の仕方を気にしたりする必要があるため要注意です。



■木材
次に人気があるのが木材です。
木材ならではの温もりある風合いが特徴的ですね。
主に壁に使用する場合は無垢材と合板から選びます。
どちらもナチュラルな印象になることに変わりないですが、
基本的に無垢材の方が高級感があり補助効果も優れていて好まれているようです。

さて木材のメリットはなんと言っても、
調湿性、保温性、吸音性に優れているという点ではないでしょうか。
室内の湿気を壁が調整してくれるためクロスと比べると非常に快適です。
さらに木材内部に空気の壁が出来るので保温性もバツグンですし、
音を吸収してくれるため小さなお子様がいる家庭でも人気があるようです。

ではそんな木材のデメリットはなんでしょうか。

それは経年劣化しやすいということです。
捉え方を変えるなら年数を重ねる毎に風合いを楽しめるという事になりますが、
どうしても定期的なメンテナンスが必要です。
梅雨の時期など湿気が多いと水分を吸収しすぎて反ってしまったり、
場合によっては割れてしまう可能性もあります。



 

■塗り壁
主な内装壁材、3つ目は塗り壁です。
日本家屋において一般的な技法で昔ながらの味があります。
色々と種類がありますが、主な2つを紹介します。

まずは珪藻土。
足拭きマットやコースターで有名なやつですね。
イメージしやすいかと思いますが、調湿性がとにかく優秀です。
そして消臭効果もあるためニオイが気になる場合もオススメです。

次に漆喰。
外壁にも使われるほど耐火性にも優れていて強度が高いのが特徴です。
さらに抗菌効果が高いというのも漆喰の良いところです。

これら塗り壁は補助効果に優れている点がメリットといえるでしょう。
その代わり、掃除のしづらさや耐久性の低さが気になります。
また施工費が高くなりがちで施工期間もかかりやすいので注意が必要かと思います。



■タイル
最後にタイル材です。
ツヤツヤとした質感は好みが分かれるところでしょうか。

見た目どおり、耐久性や耐水性に優れているというメリットが挙げられます。
特にキッチン周りに使用されている印象がありますよね。
汚れは拭き取るだけで良いので掃除しやすく非常に助かります。

ただし施工費などコストがかさみやすい点がデメリットになります。
またどうしてもその他の素材よりも主張が激しいイメージがあります。
家中をタイルにするのはあまりオススメできません。
汚れやすい一部分だけ取り入れるのが良いのではないでしょうか。



今回は内装の壁材の中で主な4種類をまとめてみました。

それぞれにメリット・デメリットがありますし、
部屋の印象もガラリと変わるので、
もし壁材を選ぶ機会があるのなら慎重に選ぶ方が良いでしょう。

理想の家づくりを目指すためにはかかせない壁。
ぜひ参考にしてみてください。