こんにちは。ライターのねぎみじんと申します。

学生の頃、1人暮らし初めたての我が家では、
壁一面にポスターを貼りまくっていたものです。

好きな映画や音楽のポスターを手に入れては貼りたくなるのですが、
どうやら賃貸物件では原状回復という、
高額な請求をされるらしい制度があることを右も左も分からない僕は知ります。

そしてビクビクしながら画鋲ではなく両面テープを使って長年貼り続けた結果、
いざ引越しでポスターを剥がすと、
壁紙もろとも両面テープを剥がしてしまったり、壁が日焼けで変色してしまったり、
画鋲で震えていた以上に失敗してしまったのは今や懐かしい思い出です。

というわけで今回は賃貸物件における「壁穴を開けた時について」まとめてみたいと思います。


1.     壁穴が開く原因とデメリット
2.     壁穴の応急処置
3.     壁穴修理業者に頼むかどうか



■壁穴が開く原因とデメリット
まずは壁に穴が開く原因から考えていきましょう。
色々とあるかと思いますが大きく分けて2パターンです。

1つは冒頭でも伝えたように画鋲やネジ穴など故意的に開けるパターンがあります。
特に最近はDIYが流行っていることもあって、
飾り棚などの設置も抵抗がない傾向にあるようです。

最近では画鋲程度のごく小さな穴は、
日常生活において必要範囲内と認めてもらえることも増えてきているらしいです。
ただし、もちろん貸し主側の指示が絶対なので借りている立場であることを忘れてはいけません。
必ず故意的に穴を開ける場合は賃貸借契約書を確認したり、
直接オーナーや管理会社など貸し主側へ相談するようにしましょう。

そしてもう1つ、物を壁にぶつけて開けてしまうパターンです。
たまたま家具の角が壁にぶつかってしまったり、
不意に物を落として先端が壁に当たったり、
そのほとんどは不注意が原因になるでしょう。

ケンカして男性が壁を殴ったり女性が壁を蹴ったりして大きな穴が開いたという話を、
ごくたまに聞いたりしますが、これも結局のところ個人の注意不足が問題といえるでしょう。

とにかくこういった不意なパターンの怖さは、
どれほどの穴が開くかは開いてから知るということです。

それではそういった壁に穴が開いた際のデメリットも簡単に考えてみます。

もちろん見た目が良くないです。
それに通ずるところで賃貸物件である以上トラブルに発展する可能性もあります。
それは原状回復による請求額であったりするでしょう。

例えば大きな穴が開いてしまった場合、
そこから蟻やゴキブリなどの害虫が室内へ侵入する可能性があります。
隙間風が吹いて部屋が涼しくなったなんて呑気なことは言ってられません。

また一度穴が開いてしまうとそこからさらに穴が拡大してしまうというデメリットもあります。



■壁穴の応急処置
ではそんなデメリットばかりの壁穴の応急処置とはどうすればいいのでしょうか。

直径1cm程度の小さな穴の場合、
ホームセンターに売っている室内壁補修用のパテを使用して埋めてしまう方法があります。
その上から壁紙を貼ったり、そもそも壁紙シールで被せてしまう方法も
手っ取り早くていいかもしれません。

木工用ボンドや壁穴用補修剤を使ってDo It Yourselfの精神で直してしまうことも出来ます。
ただし、Do It Yourselfの場合は事前にDo Itしても良いか貸し主側へ確認する必要があります。

それ以上の大きな穴になってくると逆に自分で何とかしようとすると、
かえって取り返しのつかないことになり結局業者へ頼むことになり、
場合によっては余計に費用がかさんでしまう可能性もあるので注意が必要です。

■壁穴修理業者に頼むかどうか
さて、壁穴修理業者へ頼んだ場合にどれくらいの費用がかかるでしょう。

もちろん穴の数や大きさ、状況に応じて変わってはきますが、
一般的には2万円~5万円程度はかかると思って良いでしょう。

自分で勝手に修理を試してみて、
賃貸物件の契約違反となり余計にトラブルになるくらいなら、
初めから修理業者に頼んだ方が良いかなと思える金額ではないでしょうか。
個人的にはそう思います。

穴が開いた事情は置いといて、
自分でホームセンターで材料を買い込んで、
色々と調べ上げながら不慣れな手つきで作業して、
結局、貸し主とトラブルになって余計に費用がかかるなんて、
時間もお金も勿体ない気がします。

DIYで試してみたい気持ちも分からなくはないですが、
それなら所有の物件で試しましょう。

もちろん業者に頼んだ場合に5万円以上かかる可能性もありますが、
そういった場合のほとんどは自分では手に負えないケースである可能性が高いです。

諦めてしっかりと貸し主側へ相談した方が良いでしょう。



 いかがだったでしょうか。
今回は「壁穴を開けた時について」まとめてみました。

故意的でない限り、不意に穴が開いた場合は焦りと後ろめたさから、
色々とよからぬ事を考えがちになるかもしれません。

そういった時こそ冷静に最善策を尽くせるように、
落ち着いて行動することをオススメします。
事情によっては火災保険などで賄える可能性もあります。

ぜひ頭の片隅にでも入れて置いて頂けると嬉しいです。