こんにちは。ライターのねぎみじんと申します。

テレビ番組の影響は非常に大きいものです。

例えばパッとテラスハウスと聞いて、
テレビ番組よりも住宅の事を思い浮かべる人がどれくらいいるでしょうか。

もちろん年齢の差などもあるかと思いますが、
今やたいていの人はオシャレな共同生活をイメージしがちだと思います。

さらには共同生活のイメージが強いからかシェアハウスと混同している人も多いでしょう。
シェアハウスとテラスハウスは全く別です。

男女入り混じって夜な夜なワイワイと楽しい生活がしたいからと、
シェアハウスの事をテラスハウスと言い間違えて、
「テラスハウスに住みたいな~」などと言ってしまうと赤っ恥をかいてしまいます。

そんなわけで今回は「テラスハウスのメリット・デメリット」についてまとめてみました。


1.     テラスハウスとは
2.     テラスハウスのメリット
3.     テラスハウスのデメリット



 

■テラスハウスとは
さてそんな間違いやすいテラスハウスですが、シェアハウスとは全く違います。

まずシェアハウスとは1つの部屋に数人で住む、いわゆる共同生活をする事を言います。
例えば3LDKほどの物件で3つの部屋はそれぞれの居住スペースとして使用し、
残りのリビングやダイニング、キッチン、お風呂場などをシェアするというわけですね。

テラスハウスとは主に2階~3階建ての長屋が壁を隔てて、
数世帯に分かれている住宅自体の事
を指します。
それぞれの住居にそれぞれの玄関が付いているので共有のエントランスなどはありません。

縦に細長い住居がギュッと連なっているイメージです。
そう考えると特に東京都内の住宅街などで見かけたことがある人もいるかと思います。

まだまだ日本全体で見るとあまり数は多くなく、
特に賃貸物件ともなると都内に集中しているイメージが強いようです。



  

■テラスハウスのメリット
そんなテラスハウスですがメリットも多くあります。

特に賃貸物件ともなるとマンションのエントランスといった共有スペースが存在しますよね。
アパートを選んだとしても自分の部屋に行くまでの階段や廊下があったりします。

テラスハウスはそれぞれの住居がくっ付いているものの、
そういった共有スペースが少ないです。
要は一戸建てのような感覚で住む事ができるわけです。

また基本的に2階~3階建て構造なので一般的なマンションやアパートと比べて室内が広く感じますし、
空間を縦に使っているため寝室とリビング、プライベート空間と客間といった使い分けを
別の階で分けることができるので便利です。

同じ理由から適度な距離感を保てるので、
シェアハウスとしても向いているといえるでしょう。

また限られた土地を縦に使って、敷地に余裕を持たせることが出来るためか、
庭が付いていることもあります。

メゾネット構造ということは、上下階とも専有スペースなので、
上の階や下の階の騒音を気にする必要は全くありません。
特に子供の走り回る足音など騒音トラブルへと発展しやすい原因の1つですが、
テラスハウスであれば足音を気にする必要がなくなります。



■テラスハウスのデメリット
もちろんメリットがあればデメリットもあるものです。

テラスハウスのデメリットといえば横への遮音性の低さが挙げられます。
建物の構造上、隣の住居とを隔てるのは壁1枚です。
それだけなら通常のアパートやマンションと同じですが、
テラスハウスは木造建築であることが多いため余計に遮音性が低くなりがちです。

割と長細い窓になりがちなテラスハウスですが、
隣とくっ付いているということは当然ながら両端以外の住居だと、
窓を設置するには長方形の短い2辺のみということになります。
窓が少ないと日当たりが悪く風通しも悪くなりがちです。

そして室内に階段があるということは間取り次第ですが、
常に昇り降りが必要という話にもなります。
単純に階段の傾斜がしんどいこともあるでしょうし、
家事をするのも大変だったりします。

これは割と大事な部分ではないでしょうか。
メリットと思えていたメゾネット構造がデメリットへと変わってしまう可能性があります。

テラスハウスを内見する際は、
こういったデメリットを把握した上でしっかりと、
毎日の生活で耐えられるものかどうか念入りにチェックしておいた方が良いでしょう。



 いかがでしたか。
これでテラスハウスを勘違いすることは無くなるかと思います。

その上で、物件選びの選択肢の1つとして
テラスハウスを候補に入れてみるのはどうでしょうか。