こんにちは。ライターのねぎみじんと申します。
とある映画でも舞台になった半地下、地下物件。
物件を選ぶ時に選択肢の1つとして地下物件を含める人はどれくらいいるでしょう。
正直、そこまで多くは無いのではないでしょうか。
子供の頃は地下室と聞くとワクワクしていませんでしたか?
逆にジメジメしていて薄暗いというイメージを持っている人も多いでしょう。
間取りの中に地下室があるのと、
住居スペースが地下にあるというのは似ているようで全く違いますよね。
分かります。
じゃあいざ地下物件に住むことになると想像してみてください。
やっぱり日当たりが悪くて湿気が多くて虫も沸きそうだし、
最近だと浸水も心配で良いイメージが見当たらないですよね?
いや、その辺りのデメリットは想像通り正解なんですが、意外とメリットも多いんです。
というわけで今回は、
「地下物件のメリット・デメリット」についてまとめていきたいと思います。
1. 地下物件について
2. 地下物件のメリット
3. 地下物件のデメリット

■地下物件について
そもそも地下物件とはどういうものでしょうか。
地下物件とは冒頭でも書いたように、
大まかにいうと部屋の半分が地下にある半地下物件と
1階と地下室がメゾネットになっているタイプがあります。
イメージしやすいのは坂道です。
坂道の途中にある物件は傾斜があるため
いわゆる地下部分に部屋を設けている場合があります。
地下の部屋は容積率を計算せずに済みます。
敷地に対する建物の延床面積の割合のことを容積率といい、
物件にはこの容積率や高さにある程度の制限が設けられているのですが、
地下の部屋はこの容積率に含まれないので、
その分空間を広く使うことが出来るというわけです。

■地下物件のメリット
ではさっそくですが知って欲しい地下物件のメリットから挙げていきたいと思います。
まず前述のように空間が広めに設計されているケースが多いというメリットがあります。
理由は先ほど述べたとおりですね。
同等の賃貸物件と比較した場合、
地下物件のほうが家賃相場が安くなる傾向があります。
これはどうしても冒頭で伝えたように悪いイメージが多いからといえるでしょう。
この記事を読んだ後には今までの地下物件に対する印象が2cmほど良くなっていることでしょう。
元々何cmあるかは知りませんが。
さて、地下物件のメリットをざっと挙げていきます。
何といっても遮音性が高いです。
これは割とイメージしやすいと思います。
地下室で映画観たり、音楽聴いたりって地下あるあるっぽいですよね。
もちろん物件次第なので、大音量を流したい場合は事前に確認しておいた方がいいでしょう。
そして外気温の影響を受けづらく、部屋の寒暖差が少ないという特徴もあります。
これは基本的に日当たりが悪いからこそともいえるでしょう。
とはいえ、実は日当たりが良い地下物件というのもあります。
これは半地下物件にあるケースなのですが、
外の風や日差しを取り入れるために窓の外に、
ドライエリアという地面を掘り下げた空間が設けられていることもあるのです。
当然、地下の方が上層階と比べて一般的に耐震性も高く、
地震災害の影響は受けづらいといわれています。
その他、部屋の中が見えづらいというメリットがあったり、
階段だけですぐに外へ出られるというのもある意味メリットといえるのではないでしょうか。

■地下物件のデメリット
改めてデメリットについても考えてみます。
イメージしやすいところで、湿気が溜まりやすい点と日当たりの悪さがあります。
当然、閉鎖的な空間には湿気が溜まりやすくなり、
さらに風通しが悪く日当たりが悪いともなるとカビの繁殖を防ぐことが出来ません。
その解決策として、ドライエリアや換気口が大事になってきます。
最近ではこういった設備が充実している物件も増えているので、
しっかりとチェックしておけば快適に過ごすことが出来るでしょう。
さらに災害面でいうならば、浸水しやすいと言うデメリットが挙げられます。
台風や暴風雨など何かと災害が多い日本ですが、
浸水を防ぐには物件の立地について調べておきましょう。
そもそも物件の位置が高台にあったり坂道の途中であればある程度は緩和できるかもしれません。
またハザードマップの確認は必須ですね。
部屋の中が見えづらいということはどうしても防犯面も心配になります。
しっかりと防犯対策が施されているか、夜は暗すぎないかなど
事前に確認しておく事をオススメします。

いかがでしたでしょうか。
とにかく家賃を抑えたかったり、なるべく騒音を気にしたくない人には、
特にオススメしたいのが地下物件です。
確かにデメリットもありますが、メリットもたくさんある地下物件。
ぜひ物件選びの参考にしてみてください。