こんにちは。ライターのねぎみじんと申します。
つい最近も関東で大きな地震がありましたよね。
地震大国という嬉しくない呼ばれ方をされている日本ですから、
いつまた大きな地震が起こるか分かりません。
日本で生活している以上、
地震という恐怖を感じながら生活しているといっても過言ではないでしょう。
とはいえ、毎日毎日片時も地震の事を忘れずに過ごすというのも難しいことです。
そして地震とはなぜか忘れた時に限ってやってくるものです。
後悔した時には遅いのです。
1~2階からの避難でも大変なのに、
高層階のマンションから避難する場合はどうすればいいのでしょうか。
ということで今回は、
「地震時におけるマンションからの避難方法」について考えていきたいと思います。
1. マンションで地震が起こったら
2. マンションからの避難方法
3. 主な地震対策とは
■マンションで地震が起こったら
ではマンション内の自分の部屋にいて突然地震が起こったら、
実際にどうすればいいのでしょうか。
とはいえ、とっさにやることは一戸建てや低層階の賃貸物件と変わりません。
大きく3つあります。
まずは何はともあれ自分自身の安全の確保を最優先しましょう。
それから家族の安否確認です。
自分の身を守れなければ家族を守ることも出来ないですし、
その後に避難することもできません。
貴重品や大切なものなどを守りたい気持ちも分かりますが、
まずは自分自身の安全確保が鉄則です。
なるべく背の高い家具やガラス窓付近からは離れて、
テーブルの下や物が落ちてこないスペースに即座に移動して頭と目を守りましょう。
そして、外へと続くドアや窓などを開けておくことが肝心です。
ある程度の揺れが収まったからといっても、
余震などの影響で建物がゆがんでしまうと外への脱出が困難になる可能性があります。
余裕があれば共用スペースの非常ドアなども開けておくとなお良しです。
同時にガスコンロやストーブなど火の元の確認もしておいた方が良いでしょう。
これは地震による火事を防ぐためにも重要です。
ブレーカーも落としておきましょう。
停電した後に電力が復旧し、マンション内が通電した際に、
地震前に動いていた家電が一斉に再稼動することで火災が発生するという、
リスクを抑えることが出来ます。
■マンションからの避難方法
さて地震がある程度収まった後で、
既にどこかで火災が発生しているなど身の危険があるならば避難する必要があります。
マンション内からの避難方法についてもポイントをまとめてみます。
まずは落ち着いて迅速に避難する事を心がけましょう。
とはいえ裸足で外へ出るわけにもいきませんので、
なるべく丈夫なスリッパや靴を履いて避難しましょう。
エレベーターが動いていたとしても途中で止まって閉じ込められる危険性もあるので、
必ず階段や避難はしごを使うようにしましょう。
そしてマンションの1階へ向かい、定められた避難場所へ行きましょう。
マンション内に避難場所の指定が無ければ敷地内から離れて、
近所の避難場所へ向かうようにしてください。
大きな公園や学校の校庭など、
市区町村によって定められた一時避難場所や広域避難場所というのがあるはずです。
また地域によっては在宅避難が推奨されている場合もあります。
自分の地域が在宅避難を推奨しているかどうかについては、
普段から気にかけておいた方がいいでしょう。
■主な地震対策とは
では普段の地震対策はどうすればいいのでしょうか。
ほとんどのマンションには耐震構造が施されています。
ましてや最近では耐震技術の進歩と建築基準法の規定によって、
震度6~7程度の揺れには耐えられるようなマンションが大半を占めています。
注意したいのは1981年以前のもの、築40年以上経過している物件では、
当時の耐震基準のままで震度5程度までしか耐えられない可能性があります。
自分のマンションの築年数と耐震構造は把握しておいたほうが良いでしょう。
また日頃から災害時用の備蓄品は確保しておくようにしましょう。
何か災害に巻き込まれた際の救助が来るまでの目安として、
3日分は常に意識しておいた方が良いです。
1人1日3リットルを目安に3日分の飲料水、3日分の非常食、
携帯トイレやペーパー類、懐中電灯やマッチろうそく類、
ばんそうこうや包帯といった救急用品、予備電池や下着や衣類もあると良いですね。
諸々セットで入った災害用のバッグなどもあるので事前準備は怠らないようにしましょう。
前述したように地域やマンション内の避難ルールも確認しておくことも大事です。
ただでさえ非常事態では冷静な判断が出来なくなるものなので、
普段から意識的に認識しておくことをオススメします。
そして心配な人は地震対策として、
身の回りの家具家電などを固定しておくことも重要です。
特にマンション上層階は構造上どうしても揺れやすくなるので、
対策しておけるならばそれに越したことはないです。
というわけでいかがだったでしょうか。
何が起こるか分からない今の時代、
自分には関係ないと思う人も少ないとは思いますが、
日頃からこういった防災に関して考えていなかった人も、
この記事を読んで少しでも参考になれば嬉しい限りです。
災害は起こってからでは遅いですからね。