こんにちは。ライターのねぎみじんと申します。

間取り図を見るのが好きな人って多くないですか?
個人的に僕の周りにもたくさんいますが世の中的にはどうなのでしょう?
なんとなく多い気がしています。

新しい物件を探す時はもちろんですが、別に引越しの予定が無かったとしても、
間取り図を見ているだけでワクワクしてくるんですよね。

それはきっとその間取りに住んだらどんな感じなんだろうと、
色々イメージしているからなのではないでしょうか。

他にもパズル的な感覚で楽しいという人も見かけたことありますし、
普段考えない上から見た図というもの自体に興味があるという人もいましたね。

物件選びをする上で重要なポイントとなる間取り図ですが、
そもそもの見方があんまり分からないという人も多いかと思います。

ましてや「LDK」や「DK」、「R」や「K」などは何となく分かっていても、
「UB」、「BL」、「RF」などなどパッと見ただけじゃ分かりづらいものもありますよね。

そんなわけで今回は「間取り図の表記について」まとめてみたいと思います。


1.     間取りに使われる主なアルファベット一覧
2.     間取りの数字や部屋の広さについて



■間取りに使われる主なアルファベット一覧
まずは物件の間取り図でよく使われるアルファベットを簡単にまとめてみましょう。

「K」
Kitchen=台所の略。
これは分かりやすいですね。
あとで詳しく紹介しますが「1K」と表記される場合は、
1部屋+キッチンという意味になります。

「D」
Diningの略で一般的にはご飯を食べるスペースです。
そのため「DK」と書いてダイニングキッチンとなっていることが多いです。

「L」
Livingの略でリビングルームのことで日本語にするなら居間ですね。
これもよくある表記として「LDK」となれば、
リビングとダイニングとキッチンが一体になっている部屋の事を指します。

「UB」
Unit Bath(ユニットバス)の略です。
お風呂とトイレが一体になっていたり、洗面所も付いていたりするのが一般的です。
しかし、お風呂とトイレと洗面所が別々になっていてもお風呂場を「UB」と表記されることがあります。
これは本来ユニットバスとは部品(ユニット)を持ってきて組み立てた風呂(バス)という意味だからです。

「WC」
Water Closet(ウォータークローゼット)の略ですが要はトイレです。

「CL」「WIC」「WCL」
これらはクローゼットの事を指します。
ただのクローゼットやウォークインクローゼットといった違いです。

「R」
Roomの略で部屋のことですね。
「1R」でワンルームと読んで1部屋という意味なのは分かりやすいと思います。
「BR」となればベッドルーム=寝室となります。

しかし「R」とだけ表記される場合は冷蔵庫置き場の可能性が高いです。
部屋にしては狭かったり、壁側に「R」と書かれている場合は冷蔵庫置き場と思っていいでしょう。

他にも「W」とだけ表記される場合は洗濯機置き場のこと、
「SB」はシューズボックス、「BL」はバルコニー、「RF」はロフトであるルーフフロア、
「RBL」でルーフバルコニーとなります。

言われてみれば分かりやすい表記だったりしますよね。



■間取りの数字や部屋の広さについて
では間取りの数字や部屋の広さについてまとめてみます。

分かりやすく言えば数字は何も無い部屋の数を指します。
「1LDK」でLDK+1部屋、「2DK」でDK+2部屋となります。

他にも例えば「3LLDKK」ともなれば、
LDKなのかDKなのかなどの組み合わせにもよりますが、
少なくともリビングスペースが2つ、ダイニング1つ、キッチンスペース2つ+3部屋という
大きな間取りということが分かるわけですね。

住んでみたいものです。

さて、LDKとDKについてちょっとした疑問が浮かびます。
リビングスペースがあるかどうかという違いで認識は間違ってないのですが、
そもそもリビングスペースの広さってどう定義されているのか気になりませんか?

調べてみたところ、しっかりと決まっていました。

不動産公正取引協議会によると、
居室が1部屋の場合はDKなら最低4.5帖以上、LDKなら最低8帖以上らしいですね。

さらに居室が2部屋以上ある場合だと広さの定義が変わって、
DKなら最低6帖以上、LDKなら最低10帖以上となるようです。

本来であれば間取り説明の際、基準を統一させるために設けられた定義ですが、
基準を満たしていないにも関わらず表記をDKやLDKとしている業者も実際にいるらしいので、
後々のトラブルを避けるためにもこういった知識は持って置いて損は無いでしょう。



いかがだったでしょうか。
これで今まで以上に間取り図を見るのが楽しくなるかもしれませんね。

結局のところ、実際に足を運んで間取りを体験したいところですが、
最近ではリモートで内見をすることも増えてきていますし、
意図せず表記が間違っていることもあるかもしれないので余計に注意した方が良いでしょう。