こんにちは。ライターのねぎみじんと申します。

年が明けてそろそろ引越しシーズンが始まりますね。
新生活を始めるにも引越しをするとなるとそれなりに出費がかさむものです。

引越し費用は高くなりますし引越し業者によっても料金は変わったりします。
インターネットの営業や最近だと電気ガスの営業なども受けたりして、
何が何だか分からなくなったりしますよね。

ましてややらなければならない事が多すぎて、
あまり引越しをしない人だと優先順位なども分からずに
引越し日だけがどんどん近づいてきて慌てふためく…なんてこともあるかと思います。

そんなこんなで注意したいのが二重家賃です。
二重で家賃を支払うというのは何とももったいない出費だといえるでしょう。

というわけで今回は「二重家賃について」まとめていきたいと思います。

 


 1. 二重家賃とは


そもそも2重家賃とは何なのかというと、
簡単に言えば今住んでいる物件と次に住む物件それぞれの家賃を支払うことです。

月の出費で大半を占める固定費が家賃というのは大体の人に当てはまることでしょう。
そんな家賃を2箇所分、支払わなければならないとなるとなかなかに大変ですよね。

この二重家賃って防ぎようが無いと思っていませんか?
実はそうでもないんです。

二重家賃の防ぎ方は後述するとして、
まずはどうしたら二重家賃が発生するのか考えてみたいと思います。

賃貸物件の場合、物件契約を交わしているわけですが、
基本的には入居審査が通ったら契約を交わす必要があり契約日を設けて、
その契約日から日割りの家賃が発生します。

逆に賃貸物件から退去する場合は、
明日から退去します~と気軽に言えるわけではありません。
大体の場合は退去の1ヶ月前から2ヶ月前までに予告しておく必要があります。

つまり、退去予定日より前に次の物件の契約日が来てしまう
二重家賃が発生するということになりますし、
人気のある物件を押さえるために早めに契約を交わしてしまっても
入居前なのに家賃発生となり
二重家賃となる場合があります。



 2. 二重家賃を防ぐポイント


では二重家賃を防ぐポイントについて簡単にまとめていきたいと思います。

1つは新居の家賃発生日を確認することです。
そもそも新居の家賃が日割りか月額なのかでも変わってきます。

月末の引越しで入居した月が数日しか無い場合で月額計算だったらもったいないですよね。
逆に日割り計算なのであれば正直なところ数日分くらいなら支払うのもありなのかもしれません。

そういった判断をするにも家賃発生日や計算方法の確認は重要です。

そしてもう1つが解約予告期間の確認です。
いわゆる退去する日のことですがしっかりと確認した方が良いでしょう。

今住んでいる物件の退去日を知らないと、
そもそも引越し自体のスケジュールも組みづらいですし、
解約予告期間を過ぎてしまうとまだ退去したくなくても退去しなくてはなりません。

この家賃発生日と解約予告期間をしっかり把握して、
なるべくスムーズに引越しできるようにするのが重要なんですね。



 3. 予定外のことが起きた場合の対処法


転勤などが多い人なら痛いほど分かるかと思いますが、
急な引越しを言い渡されて新居を探すけどなかなか良い物件にめぐり合えず、
そうこうしている内に退去日を過ぎてしまう可能性だってありますし、
物件の審査結果がなかなか出ずに退去日を過ぎるなんて事もあり得ます。

何も転勤に限らずそうした予定外のことが起きた場合はどうすれば良いでしょうか。

どうしても解約予告期間を過ぎてしまいそうな場合に近くのホテルで過ごすという人も多いかもしれませんが、
実はフリーレント物件を利用するという方法があります。

一定期間家賃が無料になるという代物です。
もちろん無料期間が過ぎると家賃が発生します。

無料ってどこか怪しくも見えますがしっかりと貸し手にもメリットがあるのです。

基本的には空室を作りたくない場合にフリーレント制を設けることで、
初期費用が抑えられるため物件探しをしている人にとっての敷居が下がり、
借り手が見つかりやすくなるというメリットです。

言われてみれば納得ですよね。

じゃあデメリットは何かというと、
すぐに退去されることを防ぐための解約金が設定されていることが多いということです。

そのため一時的に住む場所として利用する場合は事前に契約内容を確認した方が良いでしょう。

解約予告期間を過ぎてしまいそうな場合に試せるものとして、
退去日の延長を交渉してみるという方法もあります。

しかし契約内容に関わる部分があったり、
そもそも退去予定の部屋を埋めるため次の入居者を既に探し始めている可能性もあるので、
交渉が通るかは何とも言えません。

また新居の契約日を早めるという方法も考えられますが、
同じく契約内容にもよりますし不動産会社の動き次第といったところでしょうか。
前入居者がまだ住んでいるというケースもあるので実際はなかなか思い通りにいかないかもしれません。



いかがだったでしょうか。

二重家賃は発生しないに越したことは無いですが、
その二重家賃の発生事情には仕方ない部分も多くあります。

その上でなるべく発生しないように心がけないと、
ただでさえ出費がかさむ中で余計に苦しくなってしまうかもしれません。

余裕を持った引越しをしたいものですよね。