こんにちは。ライターのねぎみじんと申します。
1人暮らしを始めて電気の契約する時にふと耳にする目にする言葉、
それがアンペア数ではないでしょうか。
普段アンペア数なんてさほど気にせず生活している人も多いかと思いますが、
実は電気の節約や快適な生活を過ごす上で契約アンペア数の見直しも大事だったりします。
いやいや僕は文系なんで…、私は理科には興味ない…など言われそうですが、
急なカタカナは怖いですよね、分かります。
いやしかし、そんなに難しい話でもないのです。
というわけで今回は、
「1人暮らしに最適なアンペア数」についてまとめてみたいと思います。
目次 ーtable of contents

1. 契約アンペア数とは
さて、まずはA(アンペア)について説明します。
アンペアとは1度に流れる電流量のことで、
契約アンペア数を簡単にいうなら同時に使用できる電化製品の量と捉えられます。
例えば家族で暮らしていて、
お父さんは居間でテレビ、お母さんはキッチンで電子レンジ、
弟は部屋でパソコンゲーム、そしてお姉さんがお風呂から上がってドライヤーを使ったら、
ブレーカーが落ちるといったシーンは何となくでもイメージつきませんか?
これはその家における契約アンペア数を一時的に超えてしまったため、
ブレーカーが落ちてしまったというわけです。
1人暮らしでテレビ、エアコン、照明、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、ドライヤーなどを、
同時に使うとすぐにブレーカーは落ちてしまうので気になる方は試してみてください。
…いないか。
とまぁ、そんなわけでアンペア数が家で電気を使う場合の快適さに繋がるということは、
ひとまず分かってもらえたかと思います。
同時に使用する電化製品が多ければ多いほど契約アンペア数も大きくする必要があるというわけですね。
そんな契約アンペア数は物件ごと、1契約ごとに設定ができて、
10A(アンペア)から最大60Aまであります。
当然ながら契約アンペア数が大きくなるほど電気の基本料金は高くなります。
また余談ですが、電気代を考える時には、
アンペア数だけではなくW(ワット)数やV(ボルト)数も知っておくと良いでしょう。
まずボルト数とは電圧のことで勢いの量です。
またワット数とは消費電力量のことでアンペア×ボルト=ワット数となります。
アンペア数が流れる量、ボルト数が勢いの量、
そしてワット数が実際の消費量と考えると分かりやすいかもしれません。

2. 1人暮らしに最適なアンペア数とは
では1人暮らしに最適なアンペア数について考えていきましょう。
結論から言うと1人暮らしなら20Aか30Aが最適といわれています。
実際に家のブレーカーを見てもらうとアンペア数が表記されているので確認してみてください。
1人暮らしならおそらく20Aか30Aになっているはずです。
これがオール電化の物件、いわゆる家のエネルギー全部を電気で賄っている場合は、
40Aあると安心だといわれています。
そのため電気代を節約していて日頃から電気の使用を気にかけている場合、
ウィズガス物件なら20A、オール電化物件なら30Aで節電して生活できると考えても良いでしょう。
参考程度に電化製品ごとのアンペア数もまとめてみます。
使い続けるような電化製品ではテレビが2~5A、冷蔵庫が450Lタイプで2.5A、
エアコンが大体6~7A、電気ストーブが約10Aです。
次に一時的に使用する電化製品では電子レンジが15A、
縦型の洗濯機が3A、ドラム式になると洗濯時は2Aで乾燥時は13A、
オーブンやIHクッキングヒーターが14A、ドライヤーが12A、電気ケトルが10Aといった具合です。
つまり契約アンペア数が20Aの場合、
エアコン(6~7A)を付けてテレビ(2~5A)を流し見しながら、
ドライヤー(12A)を使うとブレーカーが落ちるというわけですね。
こう考えると20Aだと少し心もとない感じがするのは僕だけでしょうか。
もちろん人それぞれなわけですが。

3. アンペア数の変更方法
じゃあ20Aだったから30Aにしたい!となった場合に、
どうやって契約アンペア数を変更すればいいのでしょうか?
契約している電力会社へ問い合わせればあとはやってくれるのですが、
いくつか注意点があります。
まずアンペア数は基本的には年間契約です。
そのためタイミングによってはすぐに変更できない可能性があります。
また変更するためには30分程度の立会い工事が必要になります。
スケジュールによっては実際の立会いまで数週間かかる可能性もあり得ます。
工事をする上で配線工事などが発生した場合は費用がかかる可能性がありますが、
基本的にはただ変更するだけなら無料なことが多いようです。
しかし、アンペア数を変更する際は必ず物件の契約内容を確認するようにしましょう。
契約内容によっては契約違反になったり原状回復が必要な可能性もあるので、
変更する前に管理会社や大家さんに確認を取った方が確実です。

いかがだったでしょうか。
今回は「1人暮らしに最適なアンペア数」についてまとめてみました。
リモートワークなどで在宅が増えたり、消費電力量が増えたりして、
1人暮らしでも電気の見直しをしたいという人も増えてきていると聞きます。
他にも節電や節約をしたい人にとっても重要なアンペア数。
今一度、自分の部屋のアンペア数を見直してみるのもいいかもしれません。