こんにちは。ライターのねぎみじんと申します。
引越しの際に希望通りの立地や間取りを見つけて嬉しくなる反面、
ついつい見逃しがちなのが大型家具や家電を、
部屋の中に入れることができるかどうかの事前確認です。
せっかくお気に入りの部屋を見つけたのですから、
もちろん部屋の中もお気に入りの家具や家電で飾りたいですよね。
しかし、部屋までのルートも家具家電も幅や大きさを自由自在に変えられないのは当然です。
引越しで浮かれていたりバタバタして疲れていたりすると、
ついうっかり忘れがちになってしまって、
引越し当日や引越し後に購入した家具家電の搬入タイミングで、
「え…入らない!?」となってしまっては後の祭りです。
家具家電の返品や処分、場合によっては物件キャンセルなど、
何にせよ目も当てられない事になりかねません。
というわけで今回は、
「大型の家具家電が入らない、通らないケースと対処法」について考えてみたいと思います。
場所ごとに分けて原因と対処法をまとめてみます。
1. エレベーターや廊下
そもそも部屋に入るまでにも関門があります。
それがエレベーターやマンションの共用廊下です。
特に定員が4~5人用の小型エレベーターでは大型の家具家電を入れるのが難しいケースがあります。
立てた状態で入れようとすると上部が引っ掛かってしまい、
かといって斜めに入れるとエレベーター内の奥行きが足りずきちんと入りきらなかったりします。
エレベーターに入らないのであれば階段を使う必要がありますが、
階数が高ければ高いほど運ぶのも大変になりますし、
階段を使うだけで引越し業者の費用が上がる可能性があります。
また廊下も幅が狭く手で持って運ぶのが困難な場合は、
台車を使ったりする必要があるかもしれません。
特に直角のコーナーがある場合は注意が必要ですね。
2. 玄関
なんとかエレベーターや共用廊下を通ったとしても油断はできません。
次に待ち構えているのは玄関です。
玄関の高さや横幅がネックとなってしまうので大型の家具家電を入れる際の難所の1つです。
特に忘れがちになるのがドアノブの存在です。
ギリギリ高さと幅はクリアしたとしても、
ドアノブが邪魔でどうしても入らないというケースがあり得ます。
また廊下が狭く、ドアが90度までしか曲がらない場合、
ドアを開けると廊下を塞いでしまって大きな物を通せなかったりします。
玄関までは入ったけれどシューズボックスが出っ張って狭くなっていて入らないなんて事もあり得ます。
玄関を通せないとなるとベランダや窓などから運ぶ必要が出てきます。
外せるのであればドアノブを外すと案外通せるかもしれません。
その辺りもしっかり事前にチェックしておきたいですね。
3. 階段
最後に待ち構えているのは階段です。
特に室内の階段は幅も狭く高さもギリギリで設計されていることがあるため注意が必要です。
最近ではメゾネット物件も増えているので、
1階が玄関で階段を上がって2階にリビングやキッチンという間取りも多いです。
そうなると階段を通って大型の冷蔵庫などを運ぶ必要がありますよね。
手すりが付いているとさらに幅が制限されるため運ぶのが非常に困難になりがちですし、
L字や折り返しなど踊り場があるとさらに難易度は上がります。
手すりに関してもドアノブと同じように外すことができれば、
必要な横幅が確保できるかもしれません。
4. 採寸のポイント
一通り大型の家具家電を運び入れる際の難所をまとめてみたわけですが、
それぞれの箇所を事前にしっかり採寸しておくことがスムーズに搬入できるポイントになります。
まずエレベーターは扉の開口部の幅と高さを測りましょう。
また奥行きもしっかりと計測しておくと良いでしょう。
廊下は設置する箇所までのルートを一通り観察してください。
そして1番幅が狭いところを計測します。
運ぶ時をイメージして曲がり角の奥行きも忘れずに。
共用部分での採寸は他入居者の邪魔にならないように注意しましょう。
玄関はもちろん設置場所までの扉は全て計測します。
扉が開いた時の幅と高さ、扉を限界まで開いた時の廊下との幅、
ドアノブが邪魔になりそうならドアノブからの幅もしっかりと計ると良いでしょう。
そして階段も幅と高さ、踊り場があれば奥行きも測ります。
手すりがあれば手すりからの幅を計測する必要があるので要注意です。
いかがでしたか。
今回は「大型の家具家電が入らない通らないケースと対処法」についてまとめてみました。
せっかくのお気に入りの家具家電も部屋に入らなければ意味がありません。
通常ルートでどうしても入らない場合は費用がかさみますが、
ベランダなどからクレーン車を使って運んだりできる可能性もあります。
どうしてもというなら採寸した情報を引越し業者へ伝えて
あれやこれやと運び込む方法を相談してみるのも良いかもしれません。