こんにちは。ライターのねぎみじんと申します。

今年の冬は暖房のありがたみを感じました。
というのも去年の冬、年明け辺りでエアコンがウンともスンとも言わなくなってしまったのです。

まさに冬真っ盛りの時期にエアコンの効かない部屋で凍え死んでいました…
といっても実際には数日間でしたが僕には長い期間のように感じました。

運よく昔買っていたホットカーペットがあったので、
押入れの奥から引っ張り出してきて何とか耐え忍んで生き長らえたのです。

幸い近所に大家さんが住んでいるので、すぐに電話して聞いてみたら駆けつけてくれて、
すばやい対応のお陰で数日間だけで済みましたが、
突然エアコンが故障しちゃうなんて想像もしてなかったので、
最初とても慌ててしまったのは良い思い出です。

というように賃貸物件の場合、
元々あった設備が突然故障してしまうというケースは、少ないかもしれませんが起こり得ます。

そういった際に僕みたいに慌ててしまわないように、
前もってどういう対処をした方が良いのかぜひ考えてみてください。

というわけで今回は「賃貸物件における設備故障について」まとめてみたいと思います。



 

 1. 初期設備が故障したら


そもそも初期設備とはどういったものがあるのでしょうか。
まずは初期設備について考えてみます。

賃貸物件における初期設備とはエアコン、給湯器、ガスコンロ、温水洗浄便座などを指します。
他にも洗面台や浴室などもそうですが、あらかじめ部屋に備え付けられている設備のことです。

これらは大家さんの所有物にあたるのでむやみに取り替えたりすることは出来ません。

実際に初期設備が故障した場合は、悪化するのを防ぐという意味でも、
なるべく早く大家さんや管理会社へ相談しましょう。
ほとんどの場合は大家さんが修理費用も負担してくれるはずです。

しかし中には前の入居者が退去時に残していった残置物という可能性もあります。

こういった物件設備が故障した場合はまず大家さんの所有物である初期設備なのか、
それとも前の入居者が置いていった残置物なのかを確認した方が良い
でしょう。

残置物かどうかは賃貸借契約書や重要事項説明書に記載されているはずですし、
入居時に説明もされるはずです。

薄々お気づきかもしれませんが、前の入居者が置いていった残置物が故障した場合は、
大家さんの所有物ではないため必ずしも大家さんが修理する義務がない
ので
結果的に今の入居者判断で修理や交換をする事になります。



 

 2. 修理費用が入居者負担になるケースとは


では残置物というケース以外で修理費用が入居者負担になるケースには、
どういったものがあるのでしょうか。

分かりやすいところでいうと
入居者の故意・過失によって設備を故障させてしまった場合が考えられますね。

たとえうっかりだったとしても普段使い以外で、
設備を故障させてしまった原因が入居者にあるのであれば修理費用は入居者負担となるでしょう。

また故障している事を分かっているのに大家さんや管理会社へ報告もせずに放置してしまい、
結果的に状況が悪化してしまった場合
も入居者のせいとなり負担しなければなりません。

故障だと思ったら早め早めに大家さんや管理会社へ報告・相談した方が良いでしょう。

大家さんや管理会社へ連絡もせずに入居者の判断で勝手に修理をした場合も注意が必要です。
後で請求すればいいやと思っても通らない可能性があります。

本来であればせっかく大家さんが負担してくれるはずだったものでも、
状況によっては入居者が費用負担しなければならないケースがあるということは覚えておいて損はないでしょう。



 

 3. 設備保証について


最後に視点を変えて設備保証について簡単にですがまとめてみます。

設備保証とは建物内の設備交換や修理を保証してくれるサービスで、
経営者側において賃貸物件で設備故障が起きた場合の、
トラブルを避けるために設けられた保険のことです。

突然、入居者から「設備が故障した!」と報告が入っても、
業者を探して見積もり取って…なんてやっていては時間もかかるし手間ですよね。

設備故障にもスムーズに対応できれば入居者の満足度も上がります。

対象となる設備は設備保証会社によっても違うので事前の確認は必要ですが、
経年劣化による故障など突然のトラブル時にも修復費用がかからないので安心というわけです。



 いかがだったでしょうか。
今回は「賃貸物件における設備故障について」まとめてみました。

どうしても急なトラブルというのは起きてしまうものです。
それは入居者はもちろんですが報告を受けた大家さん側も同じです。

突然のトラブルに迅速に対応するためにも、
日頃のメンテナンスもさることながら事前にしっかりと確認をとっておくのをオススメします。