こんにちは。ライターのねぎみじんと申します。

不動産投資デビューを考えている方々向けに不動産投資についてお伝えしていく
【初心者シリーズ】と題して不動産投資について色々と考えていきたいと思います。

初心者シリーズもそこそこ増えてきまして、色々な話をしてきました。
そんなわけで当サイト(だけを見ているわけではないかと思いますが)で学んだ知識をインプットして、
そろそろ不動産投資を本格的に始めたくなっちゃってる頃かと思います。

いざ不動産投資を始めようと投資物件を購入するにも多額の費用がかかります。

元々がお金持ちで資金なんて湯水のようにありますという人は良いですが、
僕のような一般人を含む多くの投資家は不動産投資を始める際にローンを組むことが多いです。

ローンを組むためには融資審査が必要ですが、
不動産投資ローンの場合、自己資金が無かったとしても、
物件の担保価値も融資の審査基準に含まれるので割と通過できる可能性があります。

頭金なしの借り入れだけ、いわゆるフルローンで不動産投資を始められるケースもあるわけですが、
金利が高くなりがちで返済額が増えてしまい、高い利回りを活かせません。

また融資審査に合格しやすくするためにも自己資金(頭金)は準備しておいたほうが良いのです。

というわけで今回は「頭金を貯める方法について」まとめてみたいと思います。

 


 1. 頭金を用意するメリット


冒頭でもお話しましたが、不動産投資をするにあたって、
頭金を用意するメリットを3つほど考えてみます。

○ローンの総返済額が減る
何といってもまずはこれです。
頭金を用意するということは借り入れ、融資額を抑えることができるわけですね。
融資額を抑えるということは元金にかかる利息を減らすことができます。
またフルローンと比べると金利も下がります。

つまり頭金を用意することで月々のローン返済額が必然的に減ります。

ローン返済額を始めとして税金や物件修繕費などの管理費といった固定費用を抑え、
月々の家賃収入がそれを上回ることができれば収益となって手元に残っていきますよね。

もちろん融資額を超える物件を購入したいがために頭金を用意するという考え方もありますが、
大きなメリットとなり得るのは総返済額を減らせるという考え方だと思います。

○融資審査に通りやすくなる
2つ目のメリットはこれですね。
不動産投資ローンの審査基準の1つに自己資金(頭金)も含まれています。

つまり、頭金を用意できていればいるほど希望金額が通りやすくなるといえるでしょう。

希望融資額が物件価格の9割を超えてしまうと融資審査が厳しくなる傾向があると一般的にはいわれています。
こっちは何も用意してないけれど金を貸してくれ!というのは虫が良すぎるのかもしれませんね。

とにかく大事な融資を受けるためにも頭金というのは必要というわけですね。

○金利変動リスクの対策
頭金を用意して融資額を減らせば元金を減らすことができます。
金利は元金にかかってくるので元金が少ないということはその分、金利の影響を減らせるという考え方も出来ます。

今後の社会情勢や日本の政策、経済状況などにより、
金利が大幅に上昇することがあったとしても融資額=元金を抑えられていれば、
リスク対策になるというわけですね。



 2. 頭金を貯める方法


さて頭金を用意するメリットは分かって頂けたかと思います。
それでは今回の記事にとってのメイン、頭金を貯める方法についてです。

結局のところどうやって頭金を貯めればいいのでしょうか?
全部で5つ紹介していきます。

○家計の固定費を削減する
頭金というのはいったん置いておいたとしても「貯める」ということに関して、
1番手っ取り早く効果のあるポイントがこの固定費の削減です。

無駄遣いを減らそうとした時についつい行ないがちなのが食費や趣味娯楽費を削る行為です。

これらは生活スタイルや自分自身への精神的な比重にもよりますが、
どうしても削れば削るほどストレスになりますしどこかで反動として返ってきやすいです。

逆に家賃や光熱費、通信費や保険料などは、
一度変えてしまえば意識する必要が無いので実は非常に簡単でラクだといえます。

冷静になってみて家賃が高すぎる場合は頭金を用意する期間だけでも家賃の低いところに住み替えてみたり、
光熱費に関しても最近では電気ガスの自由化によって選択肢も増えていますし、
通信料や保険料に関してはプラン見直しなど色々と考える余地はあります。

他にも車を持っている人であれば維持費も馬鹿になりませんよね。
そもそも車が本当に必要なのかから考えてみるのも良いかもしれません。
不必要なら売却しちゃうのも手ですし、燃費の良い車に変えるなどの方法もあります。

とにかくその都度節約するかどうか選択を迫られるものではなく、
自動的に節約できる仕組みづくりが大事という話です。

○借り入れ状況を見直す
固定費を減らすというポイントと似た話ですが、借り入れ状況を見直すということも大事です。
家や車の場合、住宅ローンや自動車ローンを借りている場合もあるかと思います。

そういった場合は借り入れ条件を見直すことで利息の負担を減らせるかもしれません。
借り入れしていた当時と比べて金利の低い金融商品が現れている可能性だってあります。

○副業をして年収を増やす
3つ目に副業です。
シンプルに収入源を増やすという考え方です。

本業の給料を上げるというのは今の日本では特に厳しいかと思いますが、
嬉しいことに副業に関してはだいぶ受け入れられる世の中になってきました。

ここで大事になってくるのが、なるべく初期費用がかからない副業をすることです。

副業のためだからといってバンバン初期費用をかけてしまうと、
そもそもの頭金を作るためという目標がかすんでいってしまいます。

お金と同じくらい時間も大事ですので、
できれば時間もかかりにくい副業が理想的ではありますが、
時間に余裕がある人ならば特に副業はオススメですね。

また副業をするにあたってクラウドソーシングサービスを利用するのも良いかもしれません。
1度登録すれば簡単に仕事の発注請負ができるサービスです。

▼クラウドソーシングサービスで請け負えるお仕事例
  • プログラミング
  • Webデザイン
  • Webライティング(記事作成)
  • イラスト・音楽制作
  • 動画編集
  • データ入力
  • アンケートモニター


  • スキルが必要なものも多いですが、同じくらい未経験者でも可能な案件というのも多いです。
    初心者だったとしてもお小遣い程度なら簡単に稼げるでしょう。

    ○積み立て定期口座を開設、各種控除や制度を活用する
    そもそもの貯金が苦手というのであれば積み立て定期口座の開設はどうでしょうか。

    毎月一定額を定期預金口座に積み立てていくわけですが、
    一定期間が過ぎれば自由に預金を引き出せるので、
    まさに不動産投資ローンの頭金を用意するにはうってつけかもしれません。

    また所得控除制度を利用するのもアリです。
    医療費控除や生命保険料控除などを使えるならば所得税や住民税を抑えることができます。

    節税目的でいうなら他にも個人型確定拠出年金やつみたてNISAでの貯金も一般的になってきているようです。

    また、不動産投資の雰囲気を味わうために、
    少額で投資可能な、不動産投資クラウドファンディングを試してみるのも経験として良いかもしれません。

      不動産投資

    不動産投資クラウドファンディングって何?区分マンション投資と比較してみた!



    ○リターンのあるものにお金を使う
    最後にどうせお金を使うならという話になりますが、
    出来る限りリターンのあるものにお金を使うことです。

    それは自己投資、初期投資と言ったりもしますが、
    書籍を購入して読んだりセミナーに参加したりなど自分の知識強化はもちろん、
    新幹線やタクシーなど移動時間を節約することで、
    空いた時間を効率よく過ごせるようにしたりする事も重要です。

    一見タクシーを使うのは贅沢なようにも感じますが、
    使い方次第では時間を余らせることで限りある時間を有効活用できて、
    見聞を広げたり事前投資に費やすことができるようになります。



     3. 頭金なし(フルローン)でも始められるケースはある


    冒頭でも出てきたフルローンについても少しだけ触れておきます。
    頭金の要らないフルローンでも始められるケースを3つ紹介します。

    ○物件の価値が高い
    不動産投資ローンでは投資対象となる物件自体の価値も審査対象となるため、
    融資が受けやすくなる可能性があります。

    特に買取再販業者から購入する場合はフルローンで借りられる可能性が多くなるようです。
    中古物件を買い取ってリフォームやリノベーションを施した状態で物件販売を行なう業者です。

    ○提携金融機関の多い不動産会社から購入する
    金融機関の評価が高いからこそ提携先が多いといえるわけなので条件が有利になる可能性も高まります。

    フルローンで申し込みたいことを不動産担当へ相談してみるのも良いかもしれません。

    ○区分マンションで投資する
    ワンルームマンションのような区分マンション投資でもフルローンで投資できる場合があります。
    主に不動産会社が仲介ではなく保有している物件を購入するケースがそれに当たります。



     いかがだったでしょうか。
    今回は「頭金を貯める方法について」まとめてみました。

    不動産投資に関わる自己資金(頭金)を用意するのはなかなかに難しいかもしれませんが、
    今回紹介した方法はしっかりとした信念と目標があれば割と簡単に始められる方法だと思っています。

    ぜひ不動産投資の準備に役立ててみてください。