こんにちは。ライターのねぎみじんと申します。
不定期でまとめていく【超初心者シリーズ】がやってまいりました。
不動産投資デビューを考えている方々向けに不動産投資についてお伝えしていくシリーズとなります。
今回は「不動産投資で知っておきたい単語集25選」です。
一言で不動産投資とは言っても投資経験が浅い、
もしくは全く経験の無いこれからという人からすると聞き馴染みのない言葉がたくさんあるので、
それだけで不利になってしまいますし、
何よりもせっかく投資に興味を持っても薄れていってしまうかもしれません。
そんなわけで今回は簡単にではありますが、25個に絞って業界用語をまとめていきたいと思います。
目次 ーtable of contents
1.お金、税に関する用語
2.物件に関する用語
3.物件の管理に関する用語
1. お金、税に関する用語
・インカムゲイン(income gain)
インカムゲインとは資産を保有していることで得られる利益のことで、
安定的に利益を得ることが出来るものを指したりします。
不動産投資においては、家賃収入がインカムゲインに当てはまります。
・キャピタルゲイン(capital gain)
キャピタルゲインとは資産を売却した際に得られる利益のことで、
短期間で大きな利益を得る可能性があります。
不動産投資においては、物件の売却がキャピタルゲインに当てはまります。
これらインカムゲインとキャピタルゲインについては、
不動産投資に限らず株式投資や投資信託など様々な投資利益でこの2つに分類することが可能です。
不動産投資でインカムゲインとキャピタルゲインどちらを得るかについては、
以下の記事で解説しています。
・キャッシュフロー(cash flow)
キャッシュフローとは現金の流れのことです。
現金の流れを分かっていないと現金が足りず支払いが滞ってしまうかもしれないため、
毎月毎年の生み出される利益と収支計算が重要なわけです。
・節税
節税といってももちろん脱税ではありません。
法律の範囲内で税負担を軽くしようと心がけるのは非常に大事な行為だといえます。
・減価償却費
減価償却費とは固定資産の購入費用を使用可能期間にわたり分担して、
費用計上する会計処理、その費用のことです。
はい、ちょっと難しくなってきました。
不動産のような固定資産は購入してから経年劣化により価値が下がっていくのはイメージしやすいかと思います。
いくら家賃収入が入るとはいえ価値が下がっていくのであればと、
購入時に一括計上させるのではなくて一定期間で費用計上していきましょうというわけです。
減価償却費額×税率分の節税効果を生み減価償却費を計上することで節税に繋がり、手元に現金が多く残るようになり、
キャッシュフローも把握しやすくなるのです。
詳しくは、以下の記事で解説しています。
・サブリース
不動産会社によっては、「家賃補償」「空室補償」という言い方をしますが、
サブリースとは本来、「又貸し、転貸」を意味します。
オーナーから不動産会社などが部屋を借り上げて、第三者へ転貸します。
簡単に説明するとつまり、
空室リスクを回避するための手段として、
不動産会社が部屋を借りることによって、オーナーへ家賃の補償を行う、という事になります。
とはいえサブリース契約の内容によっては、
解約がなかなか出来ないものや、
免責期間という家賃が入らない期間が設定されていたり、
長期に渡って家賃が保証されるとは限らず、突然値下げされ収支が悪化する恐れもあるため、
契約内容は事前にしっかりと確認するようにしたほうがいいでしょう。
空室リスクの回避方法については、以下の記事で解説をしています。
・収益還元法
収益還元法とは、不動産がこれから先どれほどの利益を生み出せるのか、
将来予想できる収益力によって不動産の価格を算出する方法のことです。
・レバレッジ効果
本来は、小さな力で大きな効果を得る「テコの原理」を意味しています。
不動産投資では、「少ない自己資金で大きな利益を上げること」を指します。
しかし、多額の借入金を抱えると、返済負担も重くなり失敗する可能性も高まるといったリスクもありますので、注意が必要です。
実際に不動産投資の初期費用がどのくらい必要なのか、以下の記事で詳しく解説しています。
・団信
不動産ローンを組む際に加入する団体信用生命保険の略称です。
生命保険ですが、万が一契約者が死亡などした際にローン残債が完済されるようになっています。
団信については、通常の生命保険との比較と合わせて、以下の記事で解説しています。
・表面利回り(グロス利回り)
その名の通り表面的な利回りのことです。
「年間家賃収入÷投資額×100%」で計算できます。
しかし、正確な利回り=回収率を判断しにくいです。
・実質利回り(ネット利回り)
もうお分かりかと思いますが、より正確な利回りを判断する方法です。
「(年間家賃収入-諸経費等)÷投資額×100%」で計算できます。
シンプルに諸経費などを加味した上で判断するというわけですね。
・イニシャルコスト
カッコよく聞こえるかもしれませんが初期投資費用、頭金のことです。
・与信
信用を付与することで、与信枠といえば融資をする上で、
信用調査を経て算出される“いくらまでなら貸せる”という数値を表します。
・NOI(エヌオーアイ)とROI(アールオーアイ)
NOIはNet Operating Incomeの略で、純営業収益のことです。
物件の総賃料収入から固定資産税や管理修繕費などの管理運用にかかる費用を控除したものです。
またROIはReturn On Investmentの略で、
投資に使用した自己資金に対してのリターン(利益)の比率です。
・アセットマネジメント
投資目的での不動産形成や運用、保全を行なう業務のことです。
・出口戦略
どういう風に高価格でかつタイミングよく売却し利益を出すかを考えることです。
出口戦略についての考え方は、以下の記事で解説しています。
2. 物件に関する用語
・区分所有権
区分所有法に基づき定められた権利のことです。
マンションやオフィスビルのように1棟内にある独立した住居、店舗、事務所などは、
それぞれ独立した所有権を持っているというわけです。
・耐用年数
不動産において経年劣化を加味して何年耐えられるかを表す年数です。
・RC、SRCなどの構造名称
RCは鉄筋コンクリート造、Sは鉄骨造、Wは木造を指します。
ではSRCは?
そうです、鉄骨鉄筋コンクリート造ということになりますね。
RC・SRCなどの構造については、以下の記事で解説しています。
・路線価
道路に面する標準的な宅地1㎡あたりの価格のことです。
投資対象の土地相場を評価する際にも参考に出来ます。
不動産の価値や売却価格、固定資産税などといった税金にも関わってきます。詳しくは以下の記事で解説しています。
・地価公示価格
国土交通省が公表している1㎡あたりの標準的な指標となる価格のことです。
3. 物件の管理に関する用語
・大規模修繕
建物の外観、耐久性、安全性を維持するために、
一般的には10〜15年周期で行う、建物全体の大規模な修繕のことです。
建物一棟丸ごとに投資する場合、大規模修繕を行う際は大きな支出となってしまいますが、
マンションの一部屋だけに投資をする区分マンション投資なら、
毎月の修繕積立金で対応ができるというメリットがあります。
詳しくは以下の記事で解説しています。
・マイソク
物件概要・間取図・契約情報・部屋の写真などを一枚のチラシにまとめている広告資料のことです。
・レントロール
家賃・敷金等、契約日・契約期間等の契約条件などが記載された、
不動産の賃貸借条件を一覧表のことです。
・原状回復
入居者が退去する際、借りる前の部屋の状態に戻すことです。
原状回復に関するトラブルを防ぐために、
以下の記事をご参考ください。
いかがだったでしょうか。
今回は【超初心者シリーズ】と題しまして
「不動産投資で知っておきたい単語集25選」をまとめてみました。
少しでも不動産投資について理解が深まれば幸いです。