こんにちは。ライターのねぎみじんと申します。

最近は賃貸物件でオートロックが導入されている物件は多いですよね。
それはつまり物件探しをする上でオートロックを重視する傾向が高いということになります。

もちろんセキュリティがガバガバよりも、しっかりしたセキュリティであることに越したことはないと思います。

そんな「オートロックについて」メリットデメリットなどを含めまとめてみようと思います。


1. オートロックのメリット
2. オートロックのデメリット
3. オートロックの種類



■オートロックのメリット
セキュリティの観点からオートロックの需要が高まっていますが、具体的にどんなところがメリットなんでしょうか。

まずはマンション住民以外は居住エリアに入りにくい仕組みになっていることが挙げられます。

オートロックは物件の共用部分であるエントランスに設けられていて、開錠するためには鍵や暗証番号、カードなどが必要になります。

当然、オートロックと自宅の玄関という2段階構造になっているため、侵入者からすると自宅に侵入するのは非常に困難です。

また同じ理由から、居住エリアにいるのは住民である可能性が非常に高いので、オートロックを過ぎれば比較的安心であると言えますし、
そもそも守られているという安心感を得られやすいので精神的にもラクです。

他にも訪問営業などうざったい訪問を断りやすいこともメリットではないでしょうか。

僕が住んでいるアパートはすぐ玄関なのでひとたびインターホンを押されると、そろそろと静かに玄関のドアへ近づき覗き穴から外を伺い、すぐに居留守を使います。

でも宅配などタイミングが被るとドアを開けちゃって関係ない訪問営業に絡まれたりするわけです。
ドアを開けちゃったもんだからそこからは無駄な時間の始まりです。

あーオートロックが羨ましい。




■オートロックのデメリット
メリットはイメージしやすかったと思います。
ではデメリットはどうでしょうか。

メリットでお伝えしたようにオートロックは安心感が大きいです。
でも決して侵入できないわけではないんです。

マンションの居住者全員の顔をあなたは知っていますか?
そんなわけないと思います。

侵入者はそこを狙ってきます。
誰かの後に続いてそのまま入れちゃうんです。

警備員が常に常駐しているような立派な建物なら話は別ですが、通常のマンションであればそこまでの対策はされていないはずです。

オートロックだから絶対に安心ということはありません。

セキュリティとはあまり関係ないですが、宅配ボックスが無い物件での宅配業者や新聞配達、最近だとフードデリバリーなど。必要な訪問者と会うまでには同じく2重の手間が掛かります。

そしてオートロックなしの物件と比べるとどうしても家賃などが割高になる傾向があるのも
ある意味デメリットといえるのではないでしょうか。



■オートロックの種類
オートロックと一言でいっても種類は様々あります。

まずは通常の玄関と同じ仕様の集合キー式
1つの鍵でオートロックと自身の玄関を開けることができるので非常にラクです。
ということは侵入者からすると手間が2つに増えたとはいえ結局同じ方法で開けられるわけなので、鍵を複製されたりピッキングなどで開けられてしまうリスクはあります。

続いて、 暗証番号式です。
個別で設定できるものと全住民が同じ暗証番号を使用するものがあります。
鍵は必要ないので鍵を紛失してしまって家に入れないということはなくなります。
ただ暗証番号を覚えておく必要がありますし、全住民が同じ暗証番号のものだった場合はその分、漏洩するリスクも増えます。

そして磁気カードやIC認証カードを使うカードキー式もあります。
僕が経験あるのはSuicaやPASMOといった交通ICカードを登録して開けられるタイプです。
普段財布に入っているので日常で扱うにはとても便利でした。
でも財布を持ち出さないようなちょっとした外出時にもカードを持っていく必要があるので、何度かカードを忘れて管理会社へ連絡したことがあり、その点は非常に面倒でしたね。

最後に高級マンションなどで増えてきている指紋認証式です。
セキュリティ面では申し分ないでしょう。
ただスマートフォンの指紋認証でも経験したことがあるかと思いますが、指のコンディションによっては認証しない場合もあり得るので困ります。



というわけで今回はオートロックについてまとめてみました。
今回書いていて声を大にして言いたかったのは、オートロックだからといって安心しきっちゃダメですよ!ということですね。

あくまでセキュリティ面を高める1要素だと考えて、物件選びの際は慎重にしっかりと自分の目で判断することをオススメします。